雪の八王子キャンパス(江頭教授)

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 1月22日の午後から23日の深夜にかけて、関東地方は大雪が降りました。大雪では有名な八王子のある本学の八王子キャンパスでは雪に対応して22日午後3時でキャンパスの活動を終了することになりました。

 22日は後期試験の開始の日。午前から期末試験が開始されたのですが、午後3時以降の試験は土曜日に延期されることとなりました。

 卒業研究を行っている4年生や大学院生、大学の教員・職員も交通機関の停止に備えて大学キャンパスから帰宅するので、事務室や図書館・メディアセンターも閉室となりました。

 試験期間中ということで大学の人口は比較的すくなかったのですが、一斉にキャンパスを出る、となるとそれなりに大変です。スクールバスは安全運転に気をつけながらのフル稼働。発着場の前にはそれでも行列ができていました。

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冷凍された金魚が生き返る?(江頭教授)

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 「生きた金魚を液体窒素に入れるとカチカチに凍り付きますが、これを温めるとあら不思議、生き返って泳ぎ始めるのです。」という話を始めて聞いたのは私が高校生のころだったでしょうか。高校の部活動で液体窒素を扱う機会があり、早速試してみようという話がでたのですが、さすがに思いとどまった記憶があります。

 さて、金魚の冷凍・蘇生実験は今では動画投稿サイトなどで実演をみることができますから、金魚が完全に冷凍された、と思っている人もいるかも知れません。しかし、短時間液体窒素に浸けただけでは、金魚の体の表面が凍っているだけで体内まで凍ってはいないのだそうです。温められて体表の氷が溶ければ動き出すのですが、そのまま液体窒素に浸け続けて全身が凍ってしまったら完全に死んでしまって、もう蘇生しない、というのです。(高校生のとき、思いとどまって良かった。)

 この実験、人間に置き換えてみるとどうなるでしょうか。人間の皮膚には水分が含まれてはいますが、普通は液体の水はありませんから、急激に冷却されても体表に氷が付着するわけではりません。皮膚が凍り付いて硬くなるでしょうが、見た目のカチカチ感には欠けるでしょう。解凍された時点で皮膚は凍傷になっているので、凍らされた当人は苦痛で絶叫しているはず。とても興味深い実験という訳にはいきません。これは他の動物も同じ。物言わぬ金魚が対象に選ばれているのには理由があったわけですね。

 さて、なんでこんな実験を思い出したか、というはなし。「ジオストーム」という映画の予告編(トレイラー)を見てしまったからです。

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コーオプ演習1 最終発表会(江頭教授)

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 本学工学部の特徴の一つ、コーオプ教育。その最初の授業と位置づけられるのが1年生後期の授業「コーオプ演習Ⅰ」です。授業内容は最新の工学・技術的トピックスについて調査し、発表すること。グループワークを中心とした授業で、賛否のわかれる技術上の課題やサステイナブル社会に関連する新技術などを対象として調査を行い、調査結果に基づいたディスカッションの内容を発表します。

 先日、この「コーオプ演習Ⅰ」の最終発表会が開催されました。

 一週間前の予選で選抜された班の発表でした。「廃棄食料」「再生可能エネルギー」「新素材」「電気自動車」などいろいろなトピックがありましたが、短い時間の中でどれもよく調べていたと感じました。中には環境保全をテーマとして選んだ班もあり、一部、私自身の3年生向けの授業「サステイナブル環境化学」と重なった内容を発表していたので、思わず「それは3年の授業でもやりますよ」とコメントしてしまいましたね。

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「サステイナブル工学プロジェクト演習」最終報告会本選(江頭教授)

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 「サステイナブル工学プロジェクト演習」については本ブログでも何回かとりあげています。(こちらこちら、そしてこちら

 昨日、17日には半年、というか後期15回の授業の最終回として「最終報告会」の本選が開催されました。本選、とあるのは先週予選を行い選抜された班による発表会であること(これは本選の本の部分)と、今回の選ばれた班が学部長賞で表彰されること(これが本選の選の部分)によります。

  「サステイナブル工学プロジェクト演習」は本学工学部の3年生によるグループワーク形式の授業です。特徴としては3学科合同の授業であること。異なる学科の学生が集まってグループワークを行うことになっています。三学科合同で約300人、通常授業は二クラスに別れ、書く34班でのグループワークとなります。

 予選では全体で68班がグループワークの成果を8会場に分かれて発表し、その中から10班が今回の本選に進みました。

 発表の内容は工業製品やサービスのLCAによる評価と機能的、経済的価値を統合化した環境効率の算出です。さらに対象とした工業製品やサービスに対する改善提案を行い、その環境効率への影響を検討しました。LCA評価では環境ラベル「エコリーフ」に登録さている公開情報を利用して実際の製品に近い条件での評価をおこなっています。一方、改善提案については各班のメンバーが自分の学科のバックグラウンドを生かしつつ自由に発想しています。

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最終発表会本選で使われたスライドの一部です。環境効率の算出と改善提案、と内容は統一されていますが、対象とする製品・サービスやスライドデザインもいろいろですね。

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阪神淡路大震災から23年(江頭教授)

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 阪神淡路大震災は1995年1月17日の早朝、大坂・神戸・淡路島一体をおそった大規模な地震のことです。本日(2018年1月17日)、阪神淡路大震災から23年の月日が流れたことになります。

 高校生、大学生の皆さんはまだ生まれる前でしょうか。当然、当時の記憶は無いかと思います。私も当時は東京に住んでいたので、この地震については報道を通じての知識しかありません。

 私が最初にこの震災の情報に触れたのは1月17日の早朝、地震が起こったすぐ後のNHKのニュースだったと記憶しています。「大阪で大きな地震があった」という情報で、神戸についての言及はありませんでした。その後「大阪から神戸方面に向かったところ、甚大な被害が出ている様子だった」とつづき、やがて地震による被害の大きさが明らかになっていったのです。

 本当に大きな災害の場合、被害の中心地から第一報は届かない。これは後の東日本大震災の時も経験したことで、一般的な現象なのかもしれません。

 同様に、被害の総計が次第に増えてゆく、という現象も東日本大震災のケースと共通していました。ニュースとして報道するのは確認された被害の総計ですが、確認作業が手間取るほどの巨大な災害では、次第に増えてゆく被害状況を目にしながら憂鬱な気分をかき立てられることになるのです。

 さて、この阪神淡路大震災、日本における災害ボランティアがはじめて本格的に活躍した、という側面は不幸の中でもポジティブな位置づけのできる部分です。

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続 入試問題の作成について(江頭教授)

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 先日「入試問題の作成について」という記事で入試問題の出題の訂正に伴って合格するはずだった学生が不合格になっていた、という話題を紹介しましたが、今度はセンター試験の問題で出題ミスではないか、という問題提起がされているそうです。(産経ニュース「「ムーミンの舞台はフィンランドではなくムーミン谷」 ネット上で「出題ミス」の指摘相次ぐ」

 これが出題ミスかどうか、私は判断する立場ではありません。ただ件の地理のセンター試験の問題をみてみると、どうも試験問題というよりクイズ問題の様に見えてしまいます。試験問題が何を問うているのか、物理や化学の問題と比べて不明瞭なようです。

 今回話題になった地理B問5の問題文では、選択肢の例示の際は「スウェーデンを舞台にしたアニメーション」と書いているのに、設問自体では「フィンランドに関するアニメーション」と巧妙に言い換えています。

 ですから「ムーミン」の舞台がフィンランドだ、と主張している訳では無いと言い逃れることはできるのですが、逆に「関する」が具体的に何を示しているのかは不明です。

 「ムーミン」がフィンランドに「関する」アニメーションだ

とは言えるでしょうが逆に、

 「小さなバイキングビッケ」はフィンランドに「関する」アニメーションではない

とは言えないでしょう。

 これが具体的な会話などの文脈で現れるのであれば、即座に相手に問い直すことで解決する話ですが、試験、という不自然な状況下では迂闊な(あるいは迂闊さを装った狡猾な)コミュニケーションだと思います。

 

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センター試験が実施されました(江頭教授)

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1月13、14日、センター試験が行われました。例年通り、本学の八王子キャンパスも試験会場として利用されました。私自身は試験監督には当たりませんでしたが、本学の教員、事務員の一部もセンター試験の実施に協力しています。

 さて、本学でもそのものずばり「センター利用試験」(前期後期)があるように私立大学でも利用されている試験ですが、1979年この制度が発足した当初、当時は共通一次試験と呼ばれていて、国立大学でのみ利用されていました。そろそろ40年も前の話になります。

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センター試験中の様子は外からは分かりません。「東京工科大学 試験会場」の看板が出ているだけですね。

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最後の授業?授業の最後!(江頭教授)

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 つい先日冬休みが終わったところなのですが、もう授業は終了、といっても本日(1月12日)金曜日の授業が最終週ということです。本日から来週の木曜日までの1週間で2017年度後期の授業は続々と終了してゆきます。私が担当している金曜日の授業「サステイナブル環境化学」「化学工学」は今日が最終日なので、授業の最後。でも最後の授業が行われるのは来週の木曜日、となるわけです。

 おっと、実は来週の金曜日、1月19日にも授業が予定されています。これは「10月23日(月)の台風21号による休講授業」なので2017年度後期の「最後の授業」は1月19日の補講日の授業、ということですね。

 さて、週一コマ、15回の授業ですが、短い様で長いものです。年を取ると時間が短く感じられる、と言いますが、それでも15回の授業は長く感じます。授業をやる方がそうなのですから、授業を受ける方の学生さんはもっと長く感じるのではないでしょうか。

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「サステイナブル工学プロジェクト演習」最終報告会予選(江頭教授)

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「サステイナブル工学プロジェクト演習」。

長い名前ですね。

はい、「サステイナブル工学プロジェクト演習」について書くときはこれから始めるのがお約束です。(これとかこれとか)。さて、この授業、今回は最終報告会の予選が行われました。

 「サステイナブル工学プロジェクト演習」は本学工学部の3年生によるグループワーク形式の授業です。特徴としては3学科合同の授業であること。異なる学科の学生が集まってグループワークを行うことになっています。

 この授業の前半、三学科の合同グループで学生諸君は、環境ラベル「エコリーフ」に登録されている工業製品を対象とし、公表されている環境情報データを元に、具体的な改善提案を行い、その効果を評価しました。

 その結果は中間発表でポスター発表で発表しました。片柳研究棟の玄関ホールがポスターで一杯になりましたが、それでも前半後半の2交代制に。三学科合同で約300人、64チームもあるのですから当然でしょう。

 さて、今回の最終発表(予選)はポスター発表からスライドを用いた口頭発表へと形式を変更して行いました。64件の発表、さすがに一会場では捌ききれないのでパラレルセッションとなりました。発表は8会場で同時進行し、我々教員は手分けして各会場での発表を聞きくことに。

 さて、今日の最終報告会は予選、ということで各会場の教員には、8~9件の発表の中から本選に進出する班の選定する、という作業も。写真の様な評価表に記入してもらい、無事、本選に進む班、全部で10班を選定することができました。

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違いがわからない(片桐教授)

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 昔、「違いがわかる男の…」というコマーシャルがあった。私は味覚と嗅覚には自信があり、食べ物については違いのわかる男と自認していた。先日それが覆された。

 片柳研究棟3階のお弁当売り場は、しばしばとっても混み合っている。そんな時に備えて、研究室の冷蔵庫には冷凍食品を入れてある。

 何気なく買ってきた冷凍グラタン、冷凍リゾット、冷凍ドリア、あれっ?味の違いがわからない!!!。

 どれも電子レンジで暖めてそのまま食べるタイプで、お値段もそんなに違うわけではない。どれも塩気のあるクリームソースがかかっているものだ。

 安全工学のレポートのように誰かに提出して採点してもらうわけでもないから、Wikipediaで調べてみた。

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