雨漏りではないですが(江頭教授)

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 デスクでノートパソコンを使って作業をしていると画面に水滴がぽたり。「あれ、雨...の訳ないよな。こんなに良く晴れているのに。」

 今度は肩にぽたり。「なんだ、一体どうしたんだ」と周りをみて気がつきました。自分の頭の上にあるエアコンのダクトから水滴が落ちてきているのです。

 本学の工学部ができた2015年からずっと片柳研究棟のこの部屋を使っているのですがこんなことは初めてです。一体なぜ、まあ原因は分かっているのです。今年は冷房をつけているのに換気のために窓を開けているからです。

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Google Document によるMS-Wordファイル編集機能の互換性が完全でないことは仕方ないとしても警告メッセージが表示されないケースがあるのは困ったものだ、という話(江頭教授)

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 我々東京工科大学工学部応用化学科の卒業研究発表会は8月のお盆休み前に設定されています。今月の28日はその要旨の提出日。要旨は卒論生諸君がA4で1ページの文書を作成します。原稿はMicrosoft社のWordを使って作成しますが、この要旨に図や表を入れる学生さんも多く、結構複雑なレイアウトが必要になることもあります。

 我々教員は学生さん達が作ってきた原稿にコメントを入れ、あるいは直接編集するなどして要旨の内容、体裁のブラッシュアップに協力します。この時、私の研究室では Google社が提供する共有ドライブサービスである Google Drive を利用して編集したファイルのやり取りをしています。

 この Google Drive、データ交換の機能に限定されていれば良いのですが、お節介なことに Google Driveに置かれたMS-Word形式のファイルはGoogle社の提供するもう一つのサービスである Google Document によって中途半端に編集出来てしまうのです。

 例えば、私は文書の中に図を入れるとき、MS-Wordのテキストボックスの機能を利用して図とその説明文を一緒にまとめてレイアウトできる様にしているのですが、 Google Document は現時点(2021/07/29)ではこれを処理できないのです。オンラインで図が表示できず、さらに編集するとそのデータが失われてしまいます。これは以下の警告の通りでした。

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2回目の新型コロナワクチン接種をしてきました(片桐教授)

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 前回、6月27日(日曜日)のワクチン接種に続き、7月27日(火曜日)の夕方に、八王子駅北口のオクトーネ(旧東急スクエアー)11階へ2回目のワクチン接種にいってきました。
 必要書類(接種券と予診票)と身分証明書を持参して接種会場へ参りました。予診票には当日朝に体温(36.4℃)をはかり記載しました。その他の体調や既往症についても記載した上で、書類一式を持参し、現場に向かいました。

 当日は台風が接近しているのによい天気で、日差しが痛く到着までに汗をかきました。体温が上がっていたらどうしようと心配しました。予約時間は17:15〜17:30でしたが、いつものように余裕を持って16:55に到着したところ、この時点ではまだ待ち合い場所に案内されないとのことで、17:00過ぎまでオクトーネの中をぶらつきました。17:05に戻ったところ、すでに6人が開設された待合室に着席していました。私はその予約時間の7人目です。椅子は全部で16席ありました。椅子は約60cmの間隔をあけておかれておりました。後ろのご夫婦が「あの書類はどうした?この書類は記入していないじゃないか」とにぎやかでした。着席していると、係の人が書類の記入の確認と体温の測定にきました。

 17:10に受付に案内されました。今回も受付作業はスムーズで、すぐに問診にまわされました。「第1回目の副反応で翌日37.5℃になりました」「それはよくあることです」との問診後、すぐに接種ブースの方へ回りました。ブースは3つありました。ブース前の待機場所で係のヒトに「マスクで鼻を覆って下さい」と叱られてしまいました。鼻が低いので、すぐにマスクがずれてしまいます。

 書類の確認後、17:14に看護婦さんによる接種をうけました。ワクチンは前回同様にファイザー社製です。おしゃべりな看護婦さんで
「今日の感染者数は2800人を超えてたみたいよ。こんなにがんばってるのに、嫌になっちゃう。まだ増えるのかしらねえ。」「午前中とかお昼はお年寄りが多いけど、夕方は仕事帰りの方が多いみたいね。」
という他愛もない会話の合間に注射はいつの間にか終わっていました。
 前回同様、受付から接種まで5分もかかっていません。流れはすごくスムーズで、案内の方もこなれていました。

 17:14〜17:29のあいだの15分間、同じ会場の待機席に案内されました。私の座席はC-7です。着席する場所が指定されています。私の席のあたりはやたら気温が高く?(そう感じただけかもしれません)、ひどく汗をかきました。後で思い出せば、これは副反応だったようです。しかし、待機中には腕の痛みはありませんでした。待っている間はやたら暑く感じられ、疲れが出ました。

 ワクチンパスポートの交付は後日だそうです。今は、接種券の記録が、2回のワクチン接種の証明書になるそうです。その後、会場を後にして帰宅しました。

 帰宅後に着替えたら、シャツは濡れていないところがないくらいに汗を吸っておりました。近年まれに見る大汗です。18:15に体温を測ると37.0℃、汗をあれだけかいても高めです。おそらく,前回とは異なり、免疫が素早く応答して、接種直後から発熱していたようです。私の免疫系は1回目のワクチン接種で十分に予習しており、2回目のワクチン接種では迅速にmRNAワクチンが作らせる抗原にペプチドに素早く応答したようです。その時点での飽和酸素濃度は98%、血圧は110/77と正常ですが脈拍が118とかなり高くなっています。少し頭痛もあります。左上腕部も重くなってきました。ある種の筋肉痛のようです。注射した場所以外に腋の下も痛くなってきました。前回の発熱や痛みのピークが24時間後くらいだったことと比べると、すでに2時間後には全回のピークと同程度、それ以上の副反応が起きているようです。横になって夕食まで休みました。

 

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書評「マイケル・サンデルの白熱教室 エリートたちよ 君の成功は努力の結果?それとも運?」(その2)(江頭教授)

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 前回に引き続き、の2021年7月24日に放送された「マイケル・サンデルの白熱教室 エリートたちよ 君の成功は努力の結果?それとも運?」という約2時間の番組についての紹介です。なお、今回私が見たのは再放送で本放送は2021年の7月4日から行われていたようです。

 今回のタイトルは「マイケル・サンデルの白熱教室 エリートたちよ 君の成功は努力の結果?それとも運?」とありますので、アメリカ、日本、そして中国のエリート達がサンデル教授の議論の相手となっています。前半のコロナ禍についての話題から、後半ではいよいよこのタイトルの内容、「エリートの成功は努力の結果?それとも運?」なのか、という問いかけへと進んでゆきます。

 少し驚きましたが、この問に「努力の結果」だ、と応える人は中国の若手エリートでは6人中4人、アメリカでは6人中2人なのに対して、日本では6人中0人、全くいなかったのです。まあ、日本人特有の謙遜なのかも知れませんが、それにしても極端な。サンデル教授がそれぞれの意見を聞いてゆくと、中国の若者達の猛勉強ぶりが際立ってきます。中国の若者達は猛勉強によってエリートの地位を手に入れた。そのことが彼らの意見、「エリートの成功は努力の結果だ」という結論につながっているのでしょう。

 では日本の若手エリート達はどうなのでしょうか。私が大学を受験する頃には(正確にはその少し前には)、日本にもちょうど今の中国の若者達が語ったような「受験戦争」と言うべき現象がありました。でもそれも今では昔の話でしょう。

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書評「マイケル・サンデルの白熱教室 エリートたちよ 君の成功は努力の結果?それとも運?」(その1)(江頭教授)

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 マイケル・サンデルの白熱教室については以前「マイケル・サンデルの白熱教室2018」について書きました。今回私が見たのは今年(2021年)7月24日に放送された「マイケル・サンデルの白熱教室 エリートたちよ 君の成功は努力の結果?それとも運?」という約2時間の番組です。なお、これは再放送で本放送は2021年の7月4日から行われていたようです。

 最初の「白熱教室」の放送は2010年だったでしょうか。講堂一杯の学生と討論形式で進めるという授業形式はなかなか高度なもので、私の周りでも話題になった記憶があります。

「なるほど...。君の名前は。」

と学生に名乗らせて、その名前を覚えて議論を展開してゆく臨場感に、私もワクワクしたのを覚えています。

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オリンピック2020の聖火は炎色反応なのかな?(江頭教授)

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 東京オリンピックがスタートして開会式もTV中継されました。そういえば今回のオリンピックの聖火は水素を燃料にし、それに色を付けるために炎色反応を用いる、という話がありました。(このニュースについては本ブログでも以前触れたことがあります。)

 さて、そう思ってTV中継の映像を見ると...いや、やっぱり分からないですね。自然な炎を巧妙に再現しているのか、それとも予算削減のあおりを受けて普通の炭化水素を燃やすことになったのか。何かアナウンスがあったんだろうか。ちゃんと中継を見ておけば良かった。

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「パソコンばかり見ていないで少し顔を上げれば天気なんて分かるでしょう」という話(江頭教授)

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  マイクロソフト社のPC用オペレーティングシステムのWindows、私はWindows3.1からのユーザーです。昔はWindowsのアップデートが毎年、とは言わないまでも数年に一度は行われていたものです。そのたびに安くはないお金を出すことになったのですが、それに見合うだけの性能の向上や使い勝手の改良があった様に思います。でもずいぶん前にWindows10になって以降、Windowsのバージョンアップはありませんでした。とはいえ、最近 Window11 という単語をニュースで見るようになってきましたね。

 さて、Windows10 について。これは非常に安定していて使い勝手も良い、というかもう慣れました。なので私は特に不満は無いのですがマイクロソフト社は暇を持て余しているのか、ネットワーク経由でのバグフィックスに合わせて何かと新機能を入れようとしてきます。その一つが最近タスクバーに現れるお天気情報。いや、べつに要らないのですが...。

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フレッシャーズゼミ・ポスター発表会(江頭教授)

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 「フレッシャーズゼミ」は本学全体で行われている一年生向けの授業です。本学固有の授業なのでしょうか、「フレッシャーズゼミ」で検索すると本学のサイトの以下の説明が表示されました。

1年次演習科目「フレッシャーズゼミ」では、全教員が15名程度の新入生を受け持ち、読み・書き・プレゼンテーションするスキルを演習スタイルで教育し、学生の日本語能力を強化する。

 大学に入ると「クラス」というものが無くなってしまい、学生諸君は時間ごとに授業の行われる教室を転々とすることになります。大学で自分の居場所ができるのは研究室に配属された後となります。これが通常の大学のスタイルなのですが、入学から数年の間、居場所の無い期間は大学生にとっていろいろな意味でリスクの多い期間でもあります。

 そこで、本学ではアドバイザー制度を設けて新入生の時点からいわゆる「担任の先生」のような教員を一人一人の生徒に割り当てています。

 フレッシャーゼミはいわばその「担任の先生」が受け持つホームルームの様な授業だ、と思ってください。1年生向けのその授業時間の中で、学生諸君はグループワークを行ってポスターを作成し発表会を行った、それが今回の発表会です。

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マニュアルのない機械(江頭教授)

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 私の母親はすでに80歳を越えているのですが最近新たにスマートフォンを購入しました。電話帳やその他のアプリの引継ぎは携帯電話の会社の人がやってくれたそうで、私が手伝ったのはZoomのアカウントを作るくらい。電話としての利用は比較的すぐにできる様になったので、まあスマート「フォン」としては使える様になりました。

 とはいえ、それから先が難しい。いろいろ苦労している様子なのですが、大きく分けると二つの問題がある様に見えます。

 一つはスマートフォンに充分なマニュアルがない、という問題です。この手の機械にマニュアルがない、ということに私などは慣れてしまっています。おそらく真面目にマニュアルをつくると莫大な量になってしまうのでは。というか、マニュアルなんか作っていたら開発が間に合わない。それでも一応使えているのはなんとなく「ここにはこんな機能があるはずだ」と予測がつき、「そのためのボタンはこれだ」と見当がつくからでしょう。

 なんで予測できて見当がつくのか、といえばこれに類似したもの、私の場合はPCのアプリケーションやWEBサイトなど、を使ってきたからです。私の世代はマニュアルのある機械から出発してマニュアルのない機械に打ち上げてもらった世代、と言えるでしょう。

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オキシドールの酸素を作って呼吸するとしたら(江頭教授)

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 昨日の記事では酸素の発生源としてのオキシドールについて考察しました。ボンベに比べて重量基準でも体積基準でもだいた1/15程度の保存量にしかならない、という結果で大した性能とはいえません。ただ圧力容器を用いなくても酸素が保存できるのですから安全性は高いのではないでしょうか。

 さて、今回はオキシドールで発生させた酸素で呼吸することを考えてみましょう。これは人間がどのくらいの酸素を必要としているか、という問題ですが、どうやって計算すれば良いのでしょうか。人は呼吸で酸素を吸収し二酸化炭素を吐き出す、ということを考えれば人間が吐き出す二酸化炭素の量から酸素の消費量を求めることができるでしょう。人間が一年間に吐き出す二酸化炭素の量は約0.3トン。計算過程は以前の記事(その1その2)で解説しましたが、呼吸の前後での二酸化炭素の増加に基づく計算食事で人間が摂取する炭素の量からの計算、二つの方法でほぼ同じ結果となることから信頼性は高いと考えています。

 年間二酸化炭素 0.3 t ということは1日では 約 800 kg でだいたい 20 mol となります。まずは、これと等量の酸素をオキシドールで供給する考えてみましょう。前回の記事で500mLのオキシドールから 0.22 mol の酸素が得られることが分かっていますから、1日当たり約100本のオキシドール(500mLサイズ)が必要なのだと計算できます。価格にして約4万円です。

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