SDGsとMGDs(江頭教授)

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 SDGsは「Sustainable Development Goals」の略。日本語では「持続可能な開発目標」となります。2015年から2030年を目標期間として世界が達成すべき課題を国連が設定したものですが、実はこのSDGsには前身となる「国連で設定された世界の目標」がありました。それがMDGs=Millennium Development Goals、ミレニアム開発目標です。

 MDGsは2000年に開催された国連の大規模な首脳会議、「国連ミレニアムサミット」で採択された「国連ミレニアム宣言」に基づくものです。2015年を目標として世界が達成すべき目標を8テーマにまとめ、それぞれに数値目標を掲げたのですが、それぞれの課題は2000年に突然現れたものではありません。個々の課題について、それ以前から積み上げられてきた議論を背景として一つの共通の枠組みにまとめて提示した。その点が新しいといえるでしょう。この複数の問題を一つの共通の枠組みにまとめる、という手法はSDGsにも引き継がれているものです。

 世界の問題を解決する主体としての国連、という姿は現在では多くの人に抵抗なく受け入れられていると思います。しかし、国連の本来の目的は「世界の平和」、もっとはっきり言えば「新たな世界大戦の防止」であったはずなのですが、いつの間にか目標が替わっているとも言えるでしょう。

 

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「サステイナブル工学プロジェクト演習」中間報告会(江頭教授)

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 11月14日「サステイナブル工学プロジェクト演習」中間発表会が開催されました。これは本学工学部の3年生によるグループワークでの発表会です。この「サステイナブル工学プロジェクト演習」の特徴は3学科合同の授業である、という点ですが、この中間発表に向けた取組では異なる学科の学生が集まってグループをつくることが特徴になっています。

 発表内容はいろいろな工業製品について、そのライフサイクル全体での環境負荷をどのようにして小さくするか、その方法を提案する、というものです。今回は環境ラベル「エコリーフ」に登録されている工業製品を対象とし、公表されている環境情報データを元に、具体的な改善提案を行い、その効果を評価しました。

 改善提案としていろいろなアイデアを出すことはできても、その効果を評価することは一般的には難しいものです。本学工学部で1年のときから行ってきた「サステイナブル工学」に関する授業で学修したLCA(ライフサイクルアセスメント)の知識を応用することで、はじめて評価を含めた提案が可能になるのです。

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後期授業は半分まで終了しました(江頭教授)

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 9月中にスタートした2018年度後期の授業も昨日11月13日までで第8回を終了、今日から第9回に入ります。一学期の授業は15回、それにテストを加えると16回ですから、ちょうど今日から後期の後半に入ったと言うことです。2018年度ももう大詰め、ということでしょうか。(少々気が早いですか?)

 本学工学部は一部にクォーター制を取り入れた変則的な制度(私は「ハーフ・アンド・ダブルクォーター制」と呼んでいます。)をとっているので前期の折り返し点では本当に学期(前期前半=1期と呼びます)が終了するのですが、後期の折り返し点は別に区切りがあるわけではありません。ただ、私個人は本学工学部の別学科の授業を手伝っているので、ああっ、後期も半分おわったんだなぁ、と感じたという訳です。

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避難所としての八王子キャンパス(江頭教授)

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 昨日の記事で本学の期限切れ近くの保存食が放出された、という話を紹介しました。これは本学のキャンパスに非常事態用の食料が保存されている、ということを意味しています。

 なんで?

 おそらく、東京工科大学八王子キャパスが避難所に指定されているからだろうと思って調べてみると、震災用避難所マップというものを見つけました。本学のキャンパスも載っていますが、片倉高等学校やみなみ野中学校とは少し違った色で表現されています。

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 はて、これは一体?

 地図には以下のような説明がついていました。

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どうやら避難所にはいろいろな種類があるようです。

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ラッキー! 保存食入れ替えに行き合った(江頭教授)

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 先日、本学の八王子キャンパスを歩いていると

入れ替える保存食を配布していまーす!

との声が聞こえてきました。これはラッキー、早速下の写真の「保存水」と「リッツ」をもらってきました。

 この「保存水」と「リッツ」、もともとは非常時に飲んだり食べたりするためのものですが、長持ちする食品でもいつかは悪くなってしまいます。悪くなったら捨てて入れ替える、というのはあまりにももったいないので、捨てる代わりに消費期限少し前のものを学内で無料配布している、というわけです。

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今年も登場、クリスマスツリー(江頭教授)

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 本学、八王子キャンパスの冬の風物詩、クリスマスツリーが早くも登場です。場所は厚生棟と図書館棟のあいだの広場、我々応用化学科が所属する片柳研究棟の前の坂を上ったところにクリスマスツリーが立てられました。

 さて、この文章、じつは去年の今日、2017年の11月9日記事からの引用ですが、実際今年も全く同じ日程でクリスマスツリーが登場しました。

 今年のツリーも三角錐のデザイン的なもの。午前中に組立の現場に行き会ったのですが、鉄製のフレームを組み合わせて緑の外装をはめ込むことであっという間に完成しました。

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卒業論文発表の日程が決まりました(江頭教授)

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 昨日の記事では卒業記念のアルバムの話をしました。東京工科大学に工学部ができ、応用化学科が立ち上がってそろそろ4年。始めての卒業生を送り出すと考えると感無量です。(しつこいようですが早期卒業の学生さんがいるので本当は始めてではないのですが。)

 と、いうことで今回は卒業関連の日程が決まりました、というご報告です。(なお以下の日程は先日の学科教員の会議で決まった段階です。今後の検討で変更になる可能性もありますので本学の学生さんは正式な発表を必ず確認しましょう。)

 まず卒業研究の発表会が2月5,6日。今回も一会場で全員の発表を全教員が聞いて評価する形式になります。それに先立つ1月24日には審査用の卒業論文の提出。この際には卒業論文発表の要旨も同時に提出することになりました。

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「卒業記念アルバム」撮影スタート(江頭教授)

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 11月に入って季節は秋。ですが、春の卒業式の準備は着々と進んでいるようで...。卒業アルバム作成のための写真撮影が本学八王子キャンパスでも始まりました。

 これは毎年行われている年中行事なのですが、我々応用化学科は来年春に始めて卒業生を送り出す(正確には早期卒業の学生さんがいるのですでに卒業生がいるのですが)、ということで写真撮影の看板にも思わず目が行ってしまいます。

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 これは本学の図書館等一階に設営された個人用の写真撮影コーナー。

 一方、クラブやサークル、それに研究室の集合写真は別途撮影されています。

 場所は一カ所は研究棟AとBの中間にある噴水の前、そしてもう一カ所は我々応用化学科が在る片柳研究所棟にあります。

 私の研究室も下の写真の片柳研究棟の入口ホールからの眺めを背景に11月6日の昼に撮影を行いました。

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渋谷のハロウィン騒動に思う(片桐教授)

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 浜松祭りを現地でご覧になったことがありますか?

 昼間の凧揚げや夜の屋台引き回しでよく知られた地方のお祭りです。この夜の屋台の各町内会での引き回しの時に、「練り」を行ない新しく子どもが生まれた家を祝います。ある意味「はっちゃけ」の場です。ラッパと笛と太鼓でハッピを着た若者が旗を中心に提灯を持って「わっしょい、わっしょい」と大規模なおしくらまんじゅうをします。祝われた家は未成年にはお菓子で、大人にはお酒でその労をねぎらいます。

 その様子はYouTubeなどで「浜松祭り 練り」で探すと見つかります。

 私も昔々10代の時に一度だけ参加し、その最中に転んで思いっきり踏まれましたが、あの高揚感と開放感は癖になります。そして危険があるからこそ、必死になれる、快感があるというのは否めません。

 岸和田のだんじりや博多の山笠など、危険を伴うそのような「はっちゃけ」祭は日本各地に存在します。このような「祭」により、そのような暴力的なエネルギーを管理した形で安全に発散させる文化が日本にはあります(ありました)。

 今年、社会的な問題になりそうな、渋谷のハロウィンの騒動もそのような「はっちゃけ」の場としての祭だったかと思います。東京のような地域の祭が廃れ、あるいはもともとそのような祭が無く、そこに参加できない若者が多い所では、何らかの形でそのような「祭」が必要なのでしょう。

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 80年代のディスコもそのような「はっちゃけ」の場でした。毎週末、大音量で、他人を押しのけ差別するようなお立ち台を配し、しかし周りへの迷惑を最小限とするために閉じた空間で狂宴が催されていたのも、そしてそれが若者に支持されたのも、そのような「はっちゃけ」の場が必要なことの証拠ではなかったかと思います。

 このような祭は私的になり規模が小さくなれば過激になり、危険なものになります。暴走族の集会はその一例です。小さな組織のルールが大きな社会のルールよりも優先され、交通違反を起こし、人を傷つける危険な行為が行なわれます。

 また、少し前の時代に大学生の飲み会で「一気飲み」がはやったのも、そのような危険を伴う祭を小さく開催していたということでしょう。これもアルハラや急性アルコール中毒による大きな危険を招きます。

 「祭」は小さくしてはダメだということでしょうか。

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「コーオプ演習Ⅰ」中間発表(江頭教授)

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 本学工学部の特徴の一つ、コーオプ教育。その最初の授業と位置づけられるのが1年生後期の授業「コーオプ演習Ⅰ」です。授業内容は最新の工学・技術的トピックスについて調査し、発表すること。グループワークを中心とした授業で、賛否のわかれる技術上の課題やサステイナブル社会に関連する新技術などを対象として調査を行い、調査結果に基づいたディスカッションの内容を発表します。

 先日、この「コーオプ演習Ⅰ」の中間発表に参加してきました。

 本学科の1年生全員が必修の授業で、5~6人のチームにわかれると1チーム約10分の発表では一会場では収まりません。私の参加した会場では8チームの発表を聞くことができました。

 「自動車の自動運転」「農薬使用の可否」「マイクロプラスチック問題を前提としたプラスチック利用の可否」など、確かに一概には結論の出せない問題が対象になっていました。この「コーオプ演習Ⅰ」の授業では、このような問題に対してあえて一つの結論出す、という条件で発表することによって問題に対してより深い理解を促す形になっています。

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