TOEICという英語実力認定試験について【前編】 (片桐教授)
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TOEICは企業などで英語能力の審査に使われる試験です。今では、企業だけではなく大学でも単位認定などに使われています。そして、このTOEICは全世界で一律に行われている試験なので、その結果は世界のどこでも通用します。
http://www.toeic.or.jp/index.html
英検2級に合格する人(高校卒業程度)はだいたい500点は取れます。就職活動において資格欄に記入する場合は理系では600点以上欲しいところです。
多くの企業では、730点以上で、海外での仕事に堪えると評価されます。
一部の企業では昇進の条件としてこのTOEICのスコアが求められます。
N化学工業では550点を取らないと、実績があっても課長になれません。この会社の研究所では研究員が550点以上を取ると、所長さんがおいしい「うなぎ」をごちそうする風習があるそうです。
T自動車では本社の係長の昇進条件として、600点が義務づけられているそうです。H製作所では部長になるには800点とか、外資系のI社ではマネージャーになるためには830点が求められます。
パナソニックでは海外勤務者は650点、主事昇格基準として550点を公表しています。その他多くの企業がTOEICを昇進条件として明示しています。
http://www.toeic.or.jp/corpo/intro01/case01/saiyo_dantai.html
このweb pageの会社名を見ていると、一つの傾向を見て取れます。それは海外に事業展開している、あるいは海外との取引を積極的に行っているということです。
理系の学生さんは英語は苦手という人も多いと思います。しかし、読み書きそろばんは昔からの基本アイテムであり、今の時代は日本語だけではなく、英語も読み書きの必須科目になっています。
TOEICのスコアは3年間有効です、何回も受験するチャンスがあります。また、TOEICの試験には癖があり、受験にはこつがあります。ですから、就職活動の始まる4年生の春を見据えて、今からチャレンジをはじめ、まぐれでもよいから高い点をキープすると、就職活動に有利に働きますよ。
特に理系の学生では、TOEICで高い点をもっていると、英語能力だけではなく、自分を高める努力を怠らないという、強力なアピールになります。
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