学生実験をみてみよう その7「吸光分析」(江頭教授)
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今回は分光分析、タイトルからして分光光度計を使用した実験であることはおわかりでしょう。本学科の分光光度計については以前こちらで紹介しましたが、今回使用するのは写真にあるような、もう少し小型の装置です。(工学基礎実験Ⅰ(C)の後半は3人が人グループになって7~8班が一度に同じ実験を行いますので、数が多く必要になるからです。)
鉄鋼中のマンガンの含有量が何パーセントか、を測定する。これが実験の目的です。得られるのは一つの数値ですが、そのためには検量線の作成から試料の調整まで、たくさんの操作を正確にこなしていかなければなりません。
実験机の上はこの通り。2コマで3時間の授業時間の中では一人ではとても終われない作業量です。ここではグループ内の役割分担とチームワークも大切です。
サンプル中のマンガンが酸化されて過マンガン酸となり、特有の赤紫の色がつきました。この状態でやっと分光光度計の出番になるのです。
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