研究室便り:一期生が学会デビューしました(高橋教授)
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8月5日から山形市の山形大学小白川キャンパスで開催された第28回DV-Xα研究会において、研究室一期生大平君と小森君が研究成果のポスター発表を行いました。
今回、初めて学会に参加し、自分なりにポスター発表する実験については理解を深めたつもりでした。ところが、いざポスターの前に立って他大学の先生に説明しようとしても初めは緊張もあり上手く伝えられず、質問に対して適切に答える事ができませんでした。その度、一緒に参加した大平くんと内容について議論し合い、どうすれば相手に理解して貰えるかをとことん話しあう始末でした。ポスター発表も終盤に差し掛かった頃、自分が説明を担当していたXPSスペクトルに関連して、『なぜ酸化チタンを使うのか』、『DV-Xα計算してどうするのか』、『今後どういう風に研究を進めるのか』等多くの質問をして頂きました。説明に対するさらにつっこんだ質問や、『あーなるほど!面白いね』と関心を持って貰った時の高揚感は言葉に出来ない様な感覚でした。しかし他大学の院生のポスター発表を近くで聞いてみると、自分たちにはポスターバックグラウンドの知識も相手に分かりやすく説明する力もまだまだ足りない事を痛感しました。場数を踏んでいるからか、堂々と先生方と話している姿にただ脱帽してしまいました。もしまた学会に参加する機会があるならば、院生の様な堂々とした発表まではいかなくても、相手に質問された事には相手にしっかりと納得して貰えるようにしたいと思います。