コーオプ実習のための教養講座4「IOT」(笹岡コーオプセンター長)
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(本学工学部の特徴、就業力を高める本格的なコーオプ教育について笹岡コーオプセンター長が直接紹介するブログ記事です。
本記事は工学部電気電子工学科BLOGにも掲載されます。)
私は専門に情報セキュリティが含まれていることもあり、毎年5月にビックサイト(お台場)で開催される「JAPAN IT Week」のセキュリティEXPOに行っています。その際、いつも講演を聴くとことにしているのですが、今年は時間が合わず、情報セキュリティではなくIoT(Internet of Things)の話を聴きました。インテル社副社長のジョナサン・バロン氏の話でしたが、会場は立ち見もでる大盛況でした。おそらく、今話題のホットなテーマだったのだと思いますし、私も聴いていてなるほどなぁと思いましたので是非ご紹介したいと思います。
まず、既存のシステムの85%が現在ネットワークと未接続で、機器相互またはクラウドとデータを共有していませんが、今後は2020年までにインターネットに接続できるデバイスの数が、2015年予想の150億台を大幅に超えて500億台まで増え、その多くが、PCやスマートフォン、タブレットといった「人が使うデバイス」ではなく、自動車、鉄道などの輸送機械や自動販売機、工場設置機器、医療機器などであるとのことでした。
私が目から鱗だったのが、メトカーフの法則(モノがネットワークにつながること自体でそのモノの価値が上がる)で、つまり「多くのデバイスをネットワークに接続することで、企業はデータを収集でき、その結果、新しいビジネスの展開が可能になる」とのことでした。
例えば鉄道の分野です。運転手の運転経験(技量)によって運行による燃費がかなり異なるそうです。同社は新米の運転手にIPadを持たせてブレーキやスピードの出し方を指示したところ、先輩の運転手に勝る燃費を実現できたそうです。実際、日立は最近鉄道分野で英国をはじめ大型案件の受注に成功していますが、そのようなIT技術が評価されているとのことです。同様に、IoTによって食料の無駄(廃棄)を減らしたり、ヘルスケア分野では再入院回数を減らして医療費の削減に役立だったり、確かにIoTが新しいビジネス展開を可能としているとのことでした。同様に工場やプラントなどの制御システムもこれまでは独自仕様のためネットワークと必ずしも繋がっていなかったのですが、最近は汎用PCが制御系システムにも導入さるようになり、ネットワークに組み込まれることが多くなっています。まさに、IoTが今ものすごい勢いで進展しているようです。
このようにIoTの進展はあらゆる製品やサービスの無駄を削減しますのでサステイナブル工学を学ぶ工学部皆さんにも是非関心をもって頂きたいところであると同時に、コーオプ演習Ⅰの取組課題としても十分意識してほしいと思った次第です。
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