今日は祝日。ですが、新学期が始まります(江頭教授)
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「秋分の日です。祝日でお休みの日です。」
はい、世間一般ではそうですね。ですが本学では今日、9月23日は祝日授業開講の日であり、後期開始の第一日となります。
後期=新学期の始まりですが、べつに始業式などのイベントはありません。ただ、あえて探せば「コーオプ演習Ⅰ」のガイダンスはそれに近いと言えるでしょう。「コーオプ演習Ⅰ」はコーオプ教育の準備段階の授業ですから学生は全員必修の授業です。同時に教員も全員が担当者となり、各自、学生の少人数グループを受け持ちます。これは事実上、ホームルームに相当するものとなります。(コーオプ演習Ⅰについてはこちらの記事にも。)
後期の第一日の今日、「コーオプ演習Ⅰ」の授業では全員がメディアホールに集合してガイダンスを行いますから、工学部の学生が一同に会する、という意味で始業式っぽいですね。
さて、次は祝日授業開講日について説明しましょう。
別に「祝日授業」という特別の授業がある訳ではありません。祝日ですが、「授業を開講」する日、という意味です。この祝日授業開講日、今年は他にも、4月29日(昭和の日)、7月20日(海の日)、11月3日(文化の日)、11月23日(勤労感謝の日)、が該当します。
「祝日なのに授業が有るなんて!」もしあなたが高校生(あるいは中学生、小学生)ならそう思うかも知れませんね。
大学の科目は原則として15回の授業と1回の期末試験とで構成されています。ですから前期・後期、それぞれ16週間で終わります。つまり、年間32週間しか授業は無い、ということです。高校まではいつも授業があって、その間に休みがある、という感じでしたが、大学では32週間の授業を一年間に割り当てる形になっていて、それ以外は休み、ということになるのです。休日の意味合いが違いますよね。
さて、後期の授業16週間、ほぼ4ヶ月ですから、10月に始めれば1月中には終わる、という計算です。でも、さすがにお正月も休み無し、とは行きませんよね。本学八王子キャンパスの文化祭である「紅華祭」もありますから4ヶ月をオーバーし、9月23日開始、2月2日試験終了、となりました。
日数だけが問題ではありません。授業は1週間単位で行われます。例えば今年の11月3日(文化の日)は火曜日ですが、この日を休みにしてしまうと学期末にもう一週間、火曜日がくるのを待たなければなりません。他の日は授業が終わっているのに火曜日だけ授業というのも不便だ、それで11月3日は祝日授業開講の日にするわけです。
実はこの曜日が不揃いになる、という問題が一番深刻なのは休日が多くなる月曜日です。11月23日(勤労感謝の日)を祝日授業開講日にするだけでは足らず、振替授業が必要になっています。振替授業の日は今年度は12月24日と1月20日で、それぞれ木曜日と水曜日ですが、月曜日の授業を行う日、となっています。
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