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「ビジネスフェア from TAMA」に出展しました(原准教授)

| 投稿者: tut_staff

 11月6日(金)に東京ドームシティ プリズムホールで開催された「第16回ビジネスフェア from TAMA」に東京工科大学を代表して出展し、片桐先生と私で応用化学科の研究シーズを紹介してきました。

 このフェアは、「地域を越えた中小企業のビジネスチャンス拡大を目的とする、多業種・多企業による企業展示・マッチング会」として企画されたものであり、地域企業の優れた技術・製品・サービスなどがPRされていました。我々としては、地域の企業の方に本学での研究・教育活動をまずは知って頂いた上で、どのような連携が可能かをお話させて頂く機会となりました。大学で培った様々な研究シーズを企業の方に使って頂き、実用化につなげて社会に貢献することができればと思います。また、企業の方が苦労されている案件について、大学側の知見や技術が解決策を与えることが少しでもあればという思いも抱いています。

 私はこの企画に初めて参加して、我々の大学が位置する多摩地区やその近隣の地域には、魅力ある企業が数多く存在することを改めて認識しました。その企業の多くは、必ずしも多くの人には知られていないものの、我々の生活を様々な形で支える製品・商品を供給しています。それらの製品・商品には各企業の独創性や職人技が最大限に発揮されており、他の会社では真似できない技術によって創り出されていることを実感しました。業績が良好であり企業規模を拡大できる状況にあるものの、新規採用するために十分な応募がないことに悩まれている企業の方が少なくないこともこの機会に知りました。

2015_12

 本年度新設された本学の工学部では、2年生あるいは3年生の正規のカリキュラムの中で、企業での就業体験を行う「コーオプ教育」に注力しています。本学の工学部の学生さんは、上記のような優れた技術を有する地域企業で働く機会を得ることができます。ぜひとも、「コーオプ教育」を通して、産業界の実情や社会で働くことの意義を知り、自分の将来について考え、在学中にできるだけたくさんのことを身につけて欲しいと思います。

 大学における研究の成果は学会や学術雑誌での発表が主になりますが、それらの研究成果が社会で実用化されるには、産業界におけるニーズを知り、企業の独創的な技術とシンクロできる連携の形を大学側から提供できればと思います。私は、これからも学生さんと新しい研究に挑戦して、企業の皆さんと協力して社会に貢献する存在になれるように努力したいと思っています。

原 賢二

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