年頭のご挨拶 ~ 2016年の応用化学科(山下学科長)
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新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
2015年、多くの期待を担って工学部応用化学科が始動しました。本学の理念と新しい工学部のコンセプトに賛同し魅力ある応用化学科を作り上げる希望にあふれた力量ある教員が集い学科の立ち上げを行いました。4月に元気あふれる第1期生を迎え、教員も学生も一体となって初年度の教育が始まりました。化学基礎による化学の導入教育、FSやコーオプ演習による人格形成を行い、また、工学基礎実験は化学の醍醐味ともいえる実験の楽しみを味わうとともに正確なデータの記述方法やレポートの作成方法を学びました。後期にはいよいよ有機化学、物理化学、無機化学が開講され、大学の化学の世界への扉が開かれました。
その間、教育改善のための授業参観や学生の補習教育なども行われ、全教員が親身になって学生をケアし学生の才能を伸ばす試みに注力しました。また、大学ー高校連携講座や模擬講義、高校訪問でも学科独自に高校の化学教員との連携をはかり有意義な成果を上げつつあります。
学生にとっても教員にとっても新しい学科に入学し、あるいは赴任することは「チャレンジ」に他なりません。新しいものにチャレンジしようという各々の内なる思いが一歩、一歩実現に向けて進む様はありがたい思いに満ちており、こうした中で、新応用化学科が初めての新年を迎えたことは大変に感慨深いものがあります。
チャレンジすることは、また、これから教員と学生が共に学び拓いてゆく化学の本質でもあります。
2016年度、応用化学科ではアドバンストコースの実験、専門教育科目が一斉に開講されます。学生にとっては大変であると同時に化学の楽しみが身をもって分かるようになる充実した年となることでしょう。学科としては、伸びる学生を一層伸ばす先進教育の実施、大学院設置に向けた諸手続きの準備、卒業研究配属に向けた制度作り、サステイナブル科目の開講、コーオプ実習の準備、海外大学との連携強化を行います。理想の教育システムと優れた研究開発を行い、MITやStanfordと並ぶ世界のトップクラスの工学部応用化学科となる道程の第一歩を皆様とともに歩みだしたことを誇りに思うとともに、深く感謝申し上げます。
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