Pacifichem 2015に参加してきました(森本講師)
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先月12月中旬に開催された”Pacifichem 2015”、正式には”THE INTERNATIONAL CHEMICAL CONGRESS OF PACIFIC BASIN SOCIETIES 2015”(2015 環太平洋国際化学会議)という国際会議に参加し、発表してきました。
この国際会議は5年に一度ハワイ・ホノルルで開催される、環太平洋の7つの化学会(日本、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、韓国、中国)が主催する学会です。今回は12月15日から20日までの期間に開催され、18,000件を超える口頭・ポスター発表があり、毎回非常に大きな規模の学会になります。口頭発表では人工光合成(二酸化炭素還元)、またポスター発表では光機能性金属錯体に関する発表を行ってきました(写真はポスター会場の様子、もう一つの写真は発表と関係ないですが朝ホテルから見えた二重の虹です)。
口頭発表はワイキキにある複数の大きなホテルの会議室やコンベンションセンターで行われるため、会場の移動は徒歩か学会提供の送迎バスを利用します。この会場のロケーションのため、移動の際に必然的にワイキキビーチで楽しんでいる人たちを横目に目的地に向かうことになります。なので会期中、ワイキキビーチに面した大通りでは、水着・サンダルを身につけた人と学会のために正装している人の両方を見かけることになります。こういう光景は他の国際学会にはないものだと思います。もちろん、学会参加中は正装している人たちも、昼休憩や夕食時はハワイの雰囲気を存分に楽しめるので、学会で発表・勉強しつつ、ハワイの雰囲気もちゃんと楽しむことができます。
この学会が次回開催されるのは2020年。この年は工科大に今年度入学した1年生が修士課程2年生になる年に当たります。つまりその時まで(修士課程1年生まで)に優れた研究成果をあげた学生はこの学会に参加できる可能生があるということです。上で述べたような、少し変わった雰囲気の国際学会に参加してみたい!というのをモチベーションの一つにして、今の実験・勉強そして近い将来の研究を頑張ってもよいかもしれませんね。
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