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「2016NEW環境展」にて展示発表を行いました(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 皆さんは「2016NEW環境展」をご存じでしょうか。東京ビッグサイトで毎年行われている環境関係の大規模な展示会で、今年度の開催は5月24日から27日となっています。

 東京工科大学も学内共同プロジェクトとして工学部と応用生物学部とで進めている「バイオマスの液体燃料への変換と有効利用Ⅱ」というプロジェクトの内容を展示しました。

 タイトルに「Ⅱ」が入ってることからわかるように、このプロジェクトには前段階と言うべき先行プロジェクトがあります。八王子市と東京工科大学の共同プロジェクト「バイオマスの液体燃料への変換と有効利用」がそれで、バイオマスのガス化によって得られる一酸化炭素と水素から液体燃料を合成するプロセスを研究するプロジェクトでした。今回の「Ⅱ」のプロジェクトはその成果を引き継いでより実用化に近づけることを目指しています。

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 バイオマスの液体燃料への変化を大きく前半のガス化、後半の燃料合成と区分すると、前回のプロジェクトでは後半の燃料合成を中心に研究が進められました。今回のプロジェクトではガス化にも注目し、最終的には八王子で収集されるバイオマスを原料として、ガス化から燃料合成まで一貫した試験を行いたいと考えています。

 2015年度には燃料合成の研究に加えて、本学の八王子キャンパス内で回収された木材由来のウッドチップを原料としてガス化試験を行いました。このガス化に使用した設備は株式会社マイクロエナジーが山梨市環境センター内に設置した設備で、今回のガス化試験にも際してもマイクロエナジー社さんに装置の運転をお願いしています。実は今回の環境展での展示も、このマイクロエナジー社さんと共同でだしています。

 あまり一般の方が訪れるような展示会ではありませんが、それでも会場には多くの人が来ていました。(一日3万人程度だそうです。) 事前登録をすれば無料で参加できるそうなので、興味のある方は覗いてみるのも良いと思います。(今からだと来年になるかも知れませんが…。)

江頭 靖幸

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