「安全工学」の講義 第2回応急処置から(1) AEDのありか(片桐教授)
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2年生の選択必修の講義「安全工学」の担当の片桐です。
このブログのシリーズでは、安全工学という講義の中でお話しした内容について、片桐の個人的な意見を述べていきます。
第2回の課題のひとつとして、「八王子キャンパスにあるAEDのありかを調べよ。その際、その置き場所を明らかにしている「情報源・ソース」をできるだけ沢山挙げよ。(3件以上)」を課しました。これは「取材」能力の涵養のためのレポートでした。どこにおいてあるかはわかって当たり前、その情報源を複数・出来るだけ沢山を調べられる能力を評価します。そして,その情報に矛盾はないか=裏を取ることの重要性もレポート課題をとおして意識させたいと思いました。
多くのレポートが、5つのありかを記載できました。中には第一学生会館の1階を「八王子キャンパス内ではないのですが」と断り書きをして6カ所出してきた人もいました。中には、いちいちそのおいてある場所を自分の目で確かめた人もいました。確かに、キャンパス全体の俯瞰図への記載だけでは、実際に必要な時に建物の中を探しまわらなければなりません。さらに、現在の置き場所の問題点や設置場所表示の問題点を分析し、提案してきたレポートもありました。脱帽です。
また、その情報源の記載法についても、工夫のあるもの、不十分なもの、などいろいろありました。中にはわざわざ事務の方に問い合わせた学生も複数いたようです。これは私の想定外でした。この場を借りて事務の方々のお時間とお手間を取らせたことをお詫びし、学生の質問に丁寧にお答えいただいたことにお礼を申し上げます。
この課題で,今年の工学部の2年生の過半数は,どこにAEDがあるかをマスターできたことと思います。次は積極的に「AED講習会」に参加し、その使い方もマスターしてくださいね。
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