「安全工学」の講義 第2回応急処置から(4) 地震に備えてすべきこと(片桐教授)
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2年生の選択必修の講義「安全工学」の担当の片桐です。
このブログのシリーズでは、安全工学という講義の中でお話しした内容について、片桐の個人的な意見を述べていきます。
地震は嫌なものです。昔から「地震、雷、火事、親父(大嵐)」と自然災害の一番目にあげられます。たとえ震度2程度での被害を伴わない地震であってもあの足元が揺れることにより、恐怖を感じます。最近は緊急地震速報も普及し、揺れる直前にあの携帯やスマホの「キュイッ、キュイッ」という音や,テレビの「ビーッ、ビーッ、ビーッ…ピャンポン,ピャンポン」という音が流れます。それを聞くと,全身の筋肉がこわばります。あの警報音のあと、ほんの1秒の間に何をするのが最善か、常日頃から考えておかないとなにもできません。でも常にそんなことを考えていたくありません。日本人特有の言霊進行=縁起でもないという考え方ですね。
地震発生時に慌てる前に、普段から備えることが大事です。落下物があたると痛いので、高いところに重い硬い本をおくのはやめましょう。本棚や戸棚などはしっかり耐震固定しましょう。避難経路の扉を塞ぐような什器(家具類)はおかないことです。