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「安全工学」の講義 番外編 「安全のABC」(片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

 10年ほど前に、企業の社内研修での講演を頼まれてある会社を訪れた時に、壁に標語が貼ってありました。

 「安全のABC」「A:あたりまえのことを、B:ぼやぼやせずに、C:ちゃんとやれ」。う〜ん、なるほどねえ。これは現場の人への管理職の方のメッセージなのでしょう。

 会社では管理と現場は明確に分かれています。管理職は非組合員で労組のほごはありません。また時間給ではなく、労働時間を自分で決められる裁量労働制になります。そのため,残業手当がつきません。

 本当かどうかを私は確認していないのですが、昔、海外のあるコンピューター会社の標語で、現場(労働者)のフロアーには「Work! Don’t Play.」と掲示されており、管理職のフロアーには「Play! Don’t Work.」と掲示されていたそうです。まあ、誇張はあるのでしょうが、職制の違いと意識の違いのあるべき姿を表しているのだと思います。

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 安全も同じです。現場の安全と管理職の安全が同じであるはずがありません。大学を卒業し、現場の指揮者になる人に求められるのは「安全のABC」を発信する能力なのでしょう。現場の人は「安全第一」でよろしいのでしょうが、管理する側は、それをどのように達成するか、それが求められます。

片桐 利真

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