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「安全工学」の講義 第12回 機械の安全(3) 回転体は怖い シュレッダーの恐怖(片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

 2年生の選択必修の講義「安全工学」の担当の片桐です。

 このブログのシリーズでは、安全工学という講義の中でお話しした内容について、片桐の個人的な意見を述べていきます。

 シュレッダーは個人情報保護のための道具として、事務室などに備え付けられている身近な道具です。最近は手動のものもあり、ますます普及しています。

 その日、私は返却を通告したのにもかかわらず、学生が取りにこなかった3年分の実験レポートを処分するために、シュレッダーを動かしていました。「ほいっ、ほほいっ!」と次々レポートをシュレッダーにかけていました。そのとき急に首をつかまれ引っ張られるようなことになりました。ネクタイがシュレッダーに巻き込まれていました。これは怖い、恐ろしい。機械に引き込まれる巻き込まれる恐怖です。冷静な判断ができません。あるいは思考停止かもしれません。機械とキスする直前にやっと「停止ボタン」を押すことができました。九死に一生を得ました。

 この事故の教訓はいくつかあります。

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  1. 事務機器だからとなめないこと。特にルーチンワークでは注意が散漫になるから要注意です。
  2. 服装に注意を払うこと。ネクタイは盲点でした。ネクタイピンが外れていたのも間違いのもとでした。
  3. シュレッダーにも緊急停止のボタンが必要である。

もちろんその他にもいろいろ思うことがあります。

 そういえば、あのとき同じ部屋にいた人は、なにもしてくれなかったなあ…。

片桐 利真

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