化学の魅力を広める活動(化学の実験講習会の講師)(西尾教授)
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東京都理科教育研究会の化学の実験講師に招待され,10月15日に,都立戸山高等学校で「アルミニウム板への虹色のめっき」の実験講習会を実施してきました.この実験は,私が所属していた首都大学東京の益田研究室が立ち上げたもので,私もオープンキャンパスや出張実験(http://blog.ac.eng.teu.ac.jp/blog/2016/07/post-49dd.html)で何度も実施してきていますが,高校の先生を対象にするのは初めての事でした.これまでは実験効率を優先し,実験手順の大半を事前に済ませていましたが,今回は,アルミニウム板の前処理(陽極酸化)から虹色めっきまでの,ほぼ全ての手順について実施しました.
今回の実験講習で私が一番印象に残ったのは,全ての先生方が,嬉々として(?) 実験を楽しんでいる姿でした.
「化学の魅力は化学反応の楽しさにある」と私も認識していますが,心底から化学反応を楽しみ,その魅力を日々の授業で高校生に伝えている先生方は,化学の教師が天職と感じました.(そもそも,忙しい合間をぬって土曜日に講習会を企画する方々です.) 実験後に行われた懇親会でも,個々の先生が,多彩な実験を駆使して化学の教育を探求している熱い姿を見ることができました.このような先生方とお会いして,私自身の教育・研究姿勢を見つめ直し,活性化させる大変貴重な機会となりました.
当日は,生徒がこの実験を既に知っており,高校での実施を希望しているとの話も伺いました.今回の講習会に参加された先生方が,高校の化学実験室で,生徒と一緒に実験を再現している姿を楽しみにしています.出張実験も行っていますので,この実験に興味を持たれましたら.八王子キャンパスの広報課経由で是非ご連絡ください.
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