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「安全工学」の講義 第12回 機械の安全(1) 指差呼称 (片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

2年生の選択必修の講義「安全工学」の担当の片桐です。

このブログのシリーズでは、安全工学という講義の中でお話しした内容について、片桐の個人的な意見を述べていきます。

 安全工学を学ぶと、機械・システム分野の安全はもっとも進歩しており、体系的・系統的であると感じます。これは機械に関わる事故が多かったため、それに対して対策が必要であったことを示唆します。ながい歴史を持つ機械・システムの安全のための設計思想やそれの基づく安全対策は、学ぶことが多いものです。

 私が会社に入った時、最初の2ヶ月間は各地の事業所(工場)を回る研修を行いました。その際に学んだのが「指差呼称」です。自分の動作や安全の確認を行う時に、指差し(アクション)して、「◯◯よし!」(発声)をおこなうことです。

 銅を溶かした炉の操作を行うクレーンで炉の上へ行く前に「扉よし!」「ベルトよし!」「障害物なし!」など、次々とその対象物の方を向いて指差し、声を上げることにより、自分だけではなく、見学の同乗者も,どこに危険があるかを理解でき、意識します。これが事故を防ぐことにつながります。

Fig_2

 この「指差呼称」は、その後、38歳で私が運転免許を取得する時に役立ちました。「エンジンよし!」「ブレーキよし!」とエンジンをかける前に行い、運転中も「信号よし!」「横断者なし!」といっていると、指導教官も片桐のチェックポイントが適切かどうかを容易に判定します。そのおかげで路上教習は大変スムーズでした。運転教官曰く「片桐さんは指導しやすい」だそうです。年を取ると運転免許は取りにくくなります。普通、年齢—20枚の補助教習券を必要とするそうです。しかし、私は1枚も使わずに基本料金だけで免許を取りました(少し自慢)。

皆さんも,免許を取る時にはぜひ活用してください。

片桐 利真

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