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年頭のご挨拶 2017年を迎えて(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 2015年、多くの期待を担って始動した工学部応用化学科は今年2年目を終わり、3年目に入ろうとしています。2015年に入学した第一期生は初年度の教育課程を終え、二年生として有機化学や物理化学についてはよりアドバンスドな教程を、さらにいろいろな化学の分野についての選択科目を受講しています。化学実験の内容もより高度なものとなりました。そして2016年4月には第二期生が入学し、第一期生も先輩という立場になり、初年度、我々教員が準備した新入生歓迎会も、昨年は先輩の第一期生が企画し、進行してくれました。

 この2年間、教育改善のための授業参観や学生への定期的な面談などを、本学の制度に基づいた授業改善、学生支援の取り組みを通して、全教員が親身になって学生をケアし学生の才能を伸ばす、という試みは継承・発展されています。また、大学ー高校連携講座や模擬講義、高校訪問でも学科独自の努力を続けています。

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 2017年度は、学科が準備してきたコーオプ教育、サステイナブル教育がいよいよ佳境となる年です。3年生となる第一期生たちはコーオプ実習として学外での有給の修行体験に参加します。また、サステイナブル工学教育についてもLCAを中心とした実践的な演習、他学科の学生と協力して実施するプロジェクト演習を経験することとなります。第一期生の諸君は自分の存在が教え導かれるものから協力し貢献するものへと変化する、その最初の過程を経験することになるでしょう。

 応用化学科としては第一期生につづく学生諸君のためには理想の教育システムを目指し、より改善すると共に、伸びる学生を一層伸ばす先進教育の実施、大学院設置に向けた諸手続きの準備、卒業研究配属に向けた制度作り、海外大学との連携強化を引き続き行ってゆきます。

 本年も東京工科大学工学部応用化学科、そして本ブログをよろしくお願いいたします。

江頭 靖幸

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