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授業のお供、ペットボトル?(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 最近はどうなっているか知らないのですが、小中学校、それに高校のころまでは「教室では飲食禁止」だったと思います。「食」はずっと禁止でしょうが、大学の授業での「飲」についてはグレーゾーン、というかケースバイケースでしょう。

 私の場合、「授業の際の飲み物」にとくに疑問を感じてはいないのですが、それ以前に「皆、良く飲み物を持ち歩いているなあ」という、ある種驚きの感覚があります。

 今は授業に出ることはなく、もっぱら授業で話す方なのですが途中で「何か飲みたい」と思うことはありません。研究室でコーヒー、ということはありますがわざわざ買ってまで何かを飲むことはすくないですね。なんかもったいない気もしますから。

 さて、全国清涼飲料工業会のWEBサイトでは以下の様なデータが公開されていました。

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 これは1人あたりの飲料の年間消費量ですが、最近は160L程度になっています。一日平均なら500mL弱でしょうか。毎日PETボトル1本分くらいを消費しているわけです。

 同じく全国清涼飲料工業会が公開しているデータによれば、2015年、容器別では70.9%がPETボトルとなっているといいます。

 そう言えば、私が学生だったころにはPETボトル入りの飲料はまだ珍しかったように思います。アルミ缶、スチール缶、それにビン入り飲料だったでしょうか。考えてみると、どれもフタのできない容器ですね。一度開けると飲みきってしまう必要があるので、授業に持ち込むには少しやっかいだったのかも知れません。PETボトルの飲料が増えたので水筒代わりに持ち運ぶことが容易になった、という側面もあるでしょう。素材の変化がライフスタイルに影響を与えている、というのはオーバーでしょうか。

「そう言えば、自分も映画を見るときはコーヒーを買って入っているなあ。あれは眠気覚ましの意味もあるよね。

 あっ、学生が持っている飲料って実はコーヒーなのでは...?」

江頭 靖幸

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