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バリアフリーな八王子キャンパス(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 本日のお題は「バリアフリー」についてです。

 八王子キャンパスのあちらこちら、ちょっとした段差のある部分にはスロープが付いています。一番大きいスロープは我々の工学部応用化学科がある片柳研究棟と研究棟A・Bとの間にある大きな坂道です。坂道中央の水路の脇には階段も有りますが、他はまっすぐな坂になっていて車でも通ることができる構造です(実際には自動車には専用道路があるので、この坂道を交通することはありませんが。)

 スロープの存在にはなんとなく気がついていたのですが、その意義、というかありがたさに気づくことになりました。ちょっとしたことで左足のアキレス腱を痛めて普通に歩けない状態になったのです。

 

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こちらは「東京工科大学 八王子キャンパス ドローンmovie」という動画です。

片柳研究棟と研究棟A・Bの距離感を感じていただければ。

 仕方なく、まずは松葉杖で歩くことに。松葉杖にはすぐに慣れて快調に歩けるようになったのですが、それは一日目のこと。翌日からは腕が筋肉痛に。これで片柳研究棟から研究棟のブロックまで移動するのは結構大変だと思い、今度は車いすを借りることにしました。

 車いすを動かすのもなかなか腕力が必要なのですが、松葉杖とは違う筋肉を使うようで、こちらも最初は快適でした。と思ったら疲労ですぐにペースダウンを余儀なくされました。とうとう学生さんにお願いして押してもらうことに。車いすには「押してもらう」というオプションがあるので松葉杖よりも有利かも知れません。

 ただ、車いすの問題点は段差を乗り越えられないこと。(ある程度の段差なら乗り越えるテクニックがあるようですが。)でも、移動中に段差に出くわしても少し見渡すと必ずスロープがあります。研究棟A・Bの前には階段があるのですが、これも厚生棟の中のエレベーターを利用すれば回避できます。

 普段何気なく利用している階段や気軽に乗り越えている段差が車いすに乗ったとたんに大きな障害となる、いままではっきりとは意識していなかったキャンパスがバリアフリー化されている事のありがたさをはじめて実感することができました。

江頭 靖幸

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