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クオーター開講の授業のこと(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 4月も折り返しを過ぎて今日は17日。本学の前期の授業も一巡してちょうど今日から2週間目に入りますから、新学期の授業もすべて第一回を終えて、学生諸君には今学期の時間割の全体が分かってくる頃かと思います。

 さて、そんな一週間が過ぎたところですが、実はすでに2回目の授業を終えた科目があるのです。それが今回のお題「クオーター開講の授業」です。

 まず「クオーター」の意味は「四分の一」ですよね。何が四分の一なのか、というと一年を四分の一に分けている、という意味です。通常の授業は前期と後期、1年を二つに分けて行うのですが、クオーター開講の授業は一年を四分の一に分ける、という事です。具体的には前期を二つに分けて第1期、第2期に、そして後期を第3期、第4期とします。

 期間が短くなっても授業回数は15回、ということは1週間に同じ授業が二回ある、という事になります。クオータ開講の授業は他の授業より二倍のスピードで進み、半分の期間で終わるのです。

 なぜクオーター開講の授業がおこなわれるのでしょうか。下の時間割を見てください。クオーター開講の授業は三年の前期、電気電子工学科と我々の応用化学科で行われています。これは実はコーオプ実習の期間と重なっているのです。

Fig_3

 本学工学部の特徴であるコーオプ教育の目玉は実際に企業で就業体験をする「コーオプ実習」です。その期間は8週間。普通のインターンなどと比較すると圧倒的な期間の長さですが、授業の期間(15週間)に比べると約半分です。そこで、コーオプ実習に参加した学生がその学期の残り半分(一年の四分の一=クオーター)の期間に履修する授業がクオーター制の授業となるわけです。

 私(江頭)自身もこのクオーター制の授業を担当しています。火曜日4限、5限の「サステイナブル工学実習」です。1週間に二コマの授業となって進み方は早く学生諸君も大変かと思いますが、一方で短期集中という側面もあります。授業の全体像が把握しやすいという意味で教える側としては遣りやすいのですが、学生諸君にもそのメリットを意識しながら受講して欲しいと思っています。

江頭 靖幸

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