コーオプ実習終了報告会(江頭教授)
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本学の工学部の特徴の一つであるコーオプ教育、その中でもメインイベントとも言うべきなのがコーオプ実習です。最大8週間の企業での有給での就業体験、応用化学科と電気電子工学科の学生は3年生前期にこのコーオプ実習が設定されています。この時期、応用化学科の3年生はちょうど実習を終え、久しぶりに本学に全員集合することとなりました。
さて、「コーオプ実習終了報告会」についてです。つい先日、実習を終えた2期の学生、一足先に帰ってきた1期の学生が集まり、実習での経験を互いに披露し合うのがこのイベントです。同一企業、同一業種で3名~5名が1グループとなり、相互のディスカッションが行われました。
実習先で自分が経験したことを報告し、同じ実習先にいた他の学生の体験と比較し、さらに他の企業での実習の話に耳を傾ける。多種多様、どれひとつ同じではない、それがコーオプ実習の特徴です。
「みんな同じ」均一で平等なのが「学校」の特徴でしょう。同じ教科書、同じ時間割、同じ基準でのテスト、という学校生活に順応した子供たちはいつしか世の中もそんなもの、と思うものです。しかし、このような均質で平等な環境は学校の中だけのものです。
本学工学部のコーオプ教育、個々の学生の体験は必然的に違うものです。リアルな就業体験を目標とすれば「みんな同じ」な体験はあり得ません。その中でも我々は実習の内容を企業とする合わせるなどの努力を通じて「異なっていても平等」な授業を実現しようと考えています。
学校とは異なる企業の文化に触れてもらうことに加えて、同じ企業の文化に触れたとしても異なる体験があること、企業が違えばその文化にも違いがあることなど、個々人のコーオプ実習の体験が学科全体の経験に寄与できるように、この「終了報告会」をスタートとして学生同士の情報交換を続けてもらいたい、それが我々教員の希望なのです。
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