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「地域連携課題」最終発表会(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 「地域連携課題」についてはこちらの記事でも紹介していますが、これは本学工学部の授業です。我々応用化学科を含む工学部があるのは東京工科大学の八王子キャンパス。このキャンパスがある八王子市を対象に、地域の問題を発見し、その解決策を提案する、というグループワーク型の授業です。

 今回(8月8日)に行われたのは応用化学科と電気電子工学科との合同の発表会。以前の発表会で選ばれたグループによる最終発表会となっています。今回は八王子市の職員の方々にも参加していただき、ご意見をいただいています。

 応用化学は応用化学、電気電子は電気電子でそれぞれ予選を行い、その中から選ばれた全部で4タイトルの発表、さすがにどれもユニークな発表で、予選の段階よりもブラッシュアップされた発表でした。

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 発表と質疑応答、一通り終了した後で八王子の方々から講評をいただきました。その内容、いずれもなるほどと思わせるものでした。

 「どの提案も前提となる情報、とくに数値データの基づいた情報が示されているのはさすが理科系。」 これは私も見落としていましたが、確かに文系との差はあるのでしょうね。

 「提案する際は、現場に必ず行きましょう。人に話を聞きましょう。」今回の地域連携課題では必ずフィールドワークを行うことが義務づけられていました。どの発表にもその結果が反映されていたと思います。

 「自分が提案にのれるかどうか?自分がやりたくないことは人もやりたくないものです。」確かに。提案のための提案にならないように、いつも心にとめておくべきことです。

 「この課題は一見すると工学部なので関係ない様におもえるかも。でも、プロセスは共通のものです。技術志向の人はプロダクトアウトになりがち、マーケットインを知るためにも地域連携課題は必要な授業ですね。」 コーオプ実習で企業を経験してきた学生諸君には響く言葉ではないでしょうか。担当の森本先生もこの点、強調されていました。

江頭 靖幸

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