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試験監督はつらいよ(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 この一週間、八王子キャンパスは期末試験の期間です。

 大学に限らず、中学高校(小学校も?)の皆さんも「試験」と聞くと気が重くなるのではないでしょうか。学生時代、私も試験が嫌いでしたが、大学の授業で教授が「試験を受けている悪夢を見た」と話してくれたときは、やっぱり教授も人の子なんだな、と少し親近感を感じたものです。

 「自分はもう東大の教授なのに何で試験を受けなくちゃいないんだろう、と思っていたら目が覚めました。」夢ってやつは本当に不思議ですね。

 さて本日のお題は試験そのものにあらず。試験を受けているとき、のんきな顔で歩き回っている「試験監督」の人たちのお話です。

 こっちは大変なのに、気楽そうでうらやましいな、と思うかも知れませんが、これが意外と大変なお仕事なのです。

 

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 試験監督のつらさ、何より大変なのは「気を遣う」という点です。学生諸君の必死さはこっちらにも伝わってきますから、邪魔をしてはいけない、という気になります。

 とくにこれが大変なのはセンター試験の監督、それも特に英語の「ヒアリング」の時、緊張は最大限に達します。大きな物音で聞き取れない、などという苦情がでれば新聞ネタにさえなりかねない。大学の教員としてこれは(悪い意味で)有名なる一番簡単な方法だと言えるでしょう。

 もう一つ、比較的小規模な試験の場合、監督者が1人になる場合がありますが、これも大変。普通は問題無いのですが、たまに問題が起こります。小さな問題はともかく、大きな問題、というか腹痛が、というか、まあ有り体に言ってしまえばトイレに行きたくなったりするのですが、試験監督が姿をくらますわけにも行きません。便意と己の義務感との間で悶絶しながら試験終了時間を待つことになります。いや、これはね。正直、試験監督のワンオペは労働基準法で禁止してくれないかなぁ、とか思いました。

 えっ、試験を受けている方がやっぱりつらい?それを言っちゃあ、おしめーよ。

江頭 靖幸

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