八王子駅のホームで「エコレールマーク」を見た!(江頭教授)
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以前の記事で西国分寺駅で観たエコレールマークを紹介したのですが、実はもっと身近な八王子駅でエコレールマークを見つけました。
本学科が属する東京工科大学八王子キャンパスへはJR八王子駅の南口からスクールバスが出ています。ですが最寄り駅は横浜線の八王子みなみ野駅なので、時々JR八王子駅から八王子みなみ野まで横浜線で移動することがあります。そんな時、八王子駅の横浜線のホームから見つけたのが写真のエコレールマーク付のオイル輸送車でした。
前回も紹介したように「エコレールマーク」には「個別商品用」と「企業イメージ用」の二つがあります。「個別商品用」は商品そのものやそのパッケージ、カタログや広告などに記載するもの。「企業イメージ用」は広告やカタログ、WEBサイトや環境報告書などで利用するもの。今回見つけたエコレールマーク、よく見ると
当社は、環境にやさしい鉄道貨物輸送を推進している企業です。
と書いてありますから、「企業イメージ用」なのでしょう。
さて、問題は「企業イメージ用」とはどの企業のなのか、という点です。この車両には二つの企業名があります。一つは赤いマークがよく目立っている「ENEOS」つまり、JXTGエナジー。もう一つは緑地に白の文字で書かれた「日本石油輸送」です。どちらも「環境にやさしい鉄道貨物輸送を推進している企業」でありそうです。
ここは前回同様、鉄道貨物協会にあるエコレールマーク事務局の「取組企業・商品認定・協賛企業一覧」のページに行ってみました。調べてみると、「JXエネルギー 株式会社」が見つかります。これはJXTGエナジーの前身ですから、このエコレールマークはENEOSのものだ。と、思ったのですが実はこのリストには「日本石油輸送株式会社」も含まれているのです。
「日本石油輸送株式会社」は石油やガソリン、LNGなどを鉄道や自動車で輸送する専門会社ですが、この会社、エコレールマークの協賛企業でした。協賛企業のエコレールマークには周りに文字を書かないルールになっていますので、やはり私が観たエコレールマークはENEOSのものなのだと思います。
さて、このオイル輸送車はタキ1000系というものでKATO鉄道模型がモデルを販売しているそうです。その中に「タキ1000 日本石油輸送色 ENEOS(エコレールマーク付)」がありました(以下の写真)。
はて、この模型に付いているエコレールマーク、鉄道貨物協会の認証はとっているのかな?
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