「サステイナブル工学プロジェクト演習」中間報告会(江頭教授)
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「サステイナブル工学プロジェクト演習」。
長い名前ですね。
で始まったのがこの記事。今回はそれに中間報告会がつくのでもっと長い名前になります。
それはさておき、11月15日に開催された中間報告会、本学工学部の3年生によるグループワークでの発表会です。この「サステイナブル工学プロジェクト演習」の特徴は3学科合同の授業である、という点ですが、この中間発表に向けた取組では異なる学科の学生が集まってグループをつくることが特徴になっています。
発表内容はいろいろな工業製品について、そのライフサイクル全体での環境負荷をどのようにして小さくするか、その方法を提案する、というものです。今回は環境ラベル「エコリーフ」に登録されている工業製品を対象とし、公表されている環境情報データを元に、具体的な改善提案を行い、その効果を評価しました。
改善提案としていろいろなアイデアを出すことはできても、その効果を評価することは一般的には難しいものです。本学工学部で1年のときから行ってきた「サステイナブル工学」に関する授業で学修したLCA(ライフサイクルアセスメント)の知識を応用することで、はじめて評価を含めた提案が可能になるのです。
発表会場は片柳研究棟の1階ホール。オープンなスペースを利用してポスター34枚×2回の賑やかな発表会となりました。他学部の先生の飛び入り参加もあり発表した学生諸君には良い刺激になったようです。
工学部の3年生全体で約300人。68の班が2回に分けてポスター発表を行いました。発表の終了後、サステイナブル工学担当の機械工学科の芝池教授から「応用化学の学生は頑張っているね」というお言葉が。
なるほど、多くの製品のLCAにおいて環境負荷、たとえば温室効果ガスの排出に対して原材料の占める割合がかなり大きいのです。改善提案を考えるとき、ちがう材料を使ってみる、あるいは原材料の作り方を変える、という提案を考えるのは、やはり応用化学の学生に一日の長がある、ということなのでしょう。
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