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「安全工学」の講義 番外編(ヒヤリハットの行方)(片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

 2年生の講義「安全工学」担当の片桐です。今回は安全工学の講義の最終課題として提出いただいたレポートの行方についてです。

 皆さんが提出したこの八王子キャンパスの危険要因に関する「ヒヤリハット報告書」は、片桐により記載が十分で実際に使えるものと、これでは提出できないものに分けられ、それぞれ講義の評価点に加えられました。残念なことに、今年は報告書に「学生番号、氏名」を記載していないものが多数あり、これは加点対象にできませんでした。まさに「ヒヤリハット」ですね。事務ミスは往々にして致命的なことがあります。報告書が不採用と返却(つっ返され)されなかったのに、成績が思ったほどに高くなかった人は、本当にお気の毒です。

 さて、採用されたヒヤリハット報告書は、工学部の教員職場安全委員会で承認を受けた後に、大学事務(業務課)と大学の環境・安全衛生委員会に上げられます。そこで、これは改善が必要であるとされる事項については、実際に対策がとられます。

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 お気づきになった方も多いとは思いますが、厚生棟と図書館等の広場側の段差に黄色い注意を促すテープが貼られました。また、木の根により浮き上がってしまったタイルの危ないレベルの段差もテープで注意喚起しています。これは、多くの方が、ヒヤリハット報告書で指摘し、それが改善を要すると判断されたおかげです。

Pic2

 皆さんのヒヤリハットは活かされています。あの報告書は無駄にはなっていません。講義の有無に関わらず、ヒヤリハット報告書を提出し、このキャンパスをより安全な場所にしていきましょう。

片桐 利真

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