理系の英語勉強法-5 拍を組み合わせて単語を作る時のルール-1(片桐教授)
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漢字は便利です。木編がついていれば、いくらかの例外(横など)はあるとしても樹木に関係する漢字であることが容易に推定されます。魚編ならおさかな関係、貝偏なら貨幣に関わるお金関係と漢字そのものを知らなくてもおおよそ何に関わっているかを「推測」できます。
英語も同様です。その単語を知らなくても、その単語を形成している拍を見ればその単語がどのようなニュアンスを持っているかを理解できるようになります。
例えば 頭の com- は「まとめる、共に=togetherとかwith」の意味を持ちます。例えば、 com-bineのbiはラテン語の「2」ですからその意味はtwo togetherですね。農機具のコンバインはトラクターと刈り取り機をtwo togetherしたものです。
このような拍のパーツの意味を理解できれば、我々が漢字の部首でどのようなニュアンスを持っているのかを想像できる程度には英単語も想像できます。
このような英単語の仕組みを勉強する時には「紙の英和辞典」が有効です。紙の英和辞典では、目的とする知りたい単語だけでなく、その前後の同じ接頭拍を持つ単語も目に入ってきます。そうすると、自然に、その接頭拍のニュアンスが頭に入ってきます。
電子辞書ではこのような「学び」を得られません。便利になり、ピンポイントに調べられるようになると、「周りの景色」を見なくなりそのような学びの感性を育てられません。私は電子辞書を使いません。試しに私の手の届く範囲(3 feet )にある「英和辞典」と「英英辞典」を並べてみました。けっこうたくさんありました。
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