理系の英語勉強法-7 TOEIC受験対策-1 (片桐教授)
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TOEIC(Test of English for International Communication)をご存知でしょうか。大学生のうちに4回受けなさい。そして、高スコアーを確保しておきなさい。絶対に損をしません。
最近、TOEICの受験対策を希望する学生が多いようなので、緊急でTOEICの受験対策をまとめます。
類似のものにTOEFLがあります。これは学術・留学希望者向けです。一方、今回紹介するTOEICは企業・就職向けの英語力標準試験です。2016年の国内受験者数2,556,000人だそうです。世界的な英語資格のひとつであり、全世界では700万人が受験しているそうです。
その判定は英検のような合否ではなく、10点から990点の間の換算点(スコアー)ですので、自分の力の変化,伸びを実感できます。また、英検の受験者層が中学・高等学校なのに対して、TOEICは大学・大学院、社会人が主な受験者です。
TOEICの主催者である「国際ビジネスコミュニケーション協会(IiBC)」のアンケート資料によると、おおよそ75%の会社は英語を必要と考えており、社員にはグローバル化に備えてTOEIC600点というスコアーを期待しているそうです。また、海外派遣において60%の企業はTOEICを使用あるいは使用を検討しており、国際部門に必要なスコアーは750点と考えているそうです。
そして、おそろしいことにはおおよそ70%近い企業が、採用に際してTOEICを使用あるいは参考にしているとのことです。そして、社内昇進でもTOEICのスコアーをすでに16%の企業が利用しており、将来的には60%の企業が使用したいと回答しています。
そして、大学受験、大学院受験にもTOEICが必要になっています。例えば
東工大、千葉大、岡山大学はTOEICスコアーを出願用件の一部としています。東京大、大阪大学は合否判定の基準の一部としています。筑波大は基準スコアーを860点、広島大は出願用件の一部賭した上で基準スコアーを600点と公表しています。名古屋大学はTOEICスコアーで英語試験を免除してくれますし、名古屋工業大学はTOEICのスコアーで点数を加算してくれます。
と、いうことで、3回生までにTOEICの試験を最低4回は受けておきましょう。
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