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理系の英語勉強法-8 TOEIC受験対策-2 (片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

 TOEIC(Test of English for International Communication)をご存知でしょうか。大学生のうちに4回受けなさい。そして、高スコアーを確保しておきなさい。絶対に損をしません。

 最近、TOEICの受験対策を希望する学生が多いようなので、緊急でTOEICの受験対策をまとめます。

 さて、今回はTOEICの目標点数についてです。

 市販のTOEICの参考書ではまずは600点、そして730点、やがて860点、いつか990点(満点)のように書かれています。この730点と860点はTOEICのレベルの境目になります。

 レベルCは「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内ではコミュニケーションができる」というレベルです。730点を境にしてその上のレベルBは「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」であり、860点を境にしてその上のレベルAは「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」になります。

 

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理系の大学生には730点は高い目標かもしれません。では何点を目指せばよいでしょうか。

 先の企業の要求するレベルで言えば、海外への派遣を見据えれば、750点ということになります。また、国内勤務でもは600点欲しいということでしょう。

 公開テストの社会人の平均点は600点前後、学生が560点だそうです。これを見ると社会人はそんなに英語の勉強をしなくちゃならないのか、と思うかもしれませんが、これには仕掛けがあります。これについては次回の「ハイスコアー獲得対策」で詳しく述べます。全体の平均点は580点です。

 

 スコアー分布を見ると、500点付近が一番多く、高得点者が低得点者に比べて多い分布になっており、平均点を押し上げています。

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 さて、興味深いのは大学生でも1年(430点)に比べて2年(435点)、3年(465点)、4年(513点)と学年により点が高くなります。

 そして、内定者(552点)は新入社員(501点)よりも高くなっています。

 これらのことは、多数回数受験するとスコアーが高くなることを意味します。世界統計の方では初めての受験者(534点)に比べて2回目(561点)3回目(585点)4回以上(637点)と、多数回数受けることがハイスコアーをとるために必要だということを示しています。

 ということで、TOEICを内定獲得の武器にするのなら650点から700点は欲しいようです。

片桐 利真

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