理系の英語勉強法-9 TOEIC受験対策-3 (片桐教授)
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TOEIC(Test of English for International Communication)をご存知でしょうか。大学生のうちに4回受けなさい。そして、高スコアーを確保しておきなさい。絶対に損をしません。
最近、TOEICの受験対策を希望する学生が多いようなので、緊急でTOEICの受験対策をまとめます。
さて、TOEICでハイスコアーをとる戦略です。孫子曰く「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」。まず、TOEICという試験制度を理解しましょう。その情報はTOEICのWeb Page(https://www.iibc-global.org/toeic.html)にあります。
テスト結果は合格・不合格ではなく、リスニング5~495点、リーディング5~495点、トータル10~990点のスコアーの5点刻みで表示されます。 このスコアーは正答数そのままの素点(Raw Score)ではなく、スコアーの同一化(Equating)と呼ばれる統計処理によって算出された換算点(Scaled Score)です。
TOEIC L&Rの採点は正解数に基づいて行われます。誤った解答は減点されませんので、答えに迷った場合でもどれか1つにマークしましょう。特にリーディングセクションにおいては時間配分に注意し、最後の問題まで解答欄にマークするように心がけてください。
と、書いてあります。
したがって、特定のセクションの勉強だけをやっても、成績は良くなりません。スコアーが分離されるのはReadingとHearingの区分だけです。
前回述べましたように、平均点は590点なのに、新入社員のスコアーは必ずしも高くなく、内定者のスコアーの方が高いのは、入社時に1回だけ受ける新入社員より、就職のために何回か受けている人の成績が良いということです。
さらに、試験全体の平均点が高いということは、試験を何回も受ける少数の人の成績が極めて高いことを意味します。
つまり、第1の対策は「試験を4回は受けること」です。お金はかかりますが、よいスコアーと英語の自信が手に入ります。
良いスコアーを取るためには
- 試験の仕組みを理解する
- 複数回受験
の2つが必須です。実際、実力を発揮できるのは早くても4回目以降で、4回めで最初から200点くらい上がるようです。また、試験の解説書を1冊購入し、読み込むのも有効です。
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