書評「学生・研究者のための伝わる! 学会ポスターのデザイン術」(江頭教授)
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ポスター発表、A1やA0の大きなサイズのポスターを前にした face to face での発表、は最近では一般的な発表のスタイルで多くの学会で採用されています。本学のカリキュラムでもコーオプ演習やサステイナブル工学プロジェクト演習などの授業の一環としてポスター発表を取り入れています。
以前は一枚物のポスターを印刷できるプリンターが希だったのでA4に印刷したものを貼り合わせたり、大きな台紙にはり付けたりしたポスターが主流で、その内容は口頭発表で用いるスライドと同様に、1枚目、2枚目と順を追って話が進む一本道のものでした。
本学のメディアセンターには大型のプリンターが設置されていて学生諸君の依頼を受けて大判のポスターが印刷できるようになっていますが、この様なプリンターが普及によってポスターの中での自由なレイアウトが可能になりました。表現できる事が増えたのは良いのですが、ではどんなレイアウトにするか、どんな色使いをするか、迷うことも増えてきます。ポスター発表での良いポスターの造り方を知りたい、そんな希望に応えるのがこの「学会ポスターのデザイン術」というわけです。
宮野 公樹 「学生・研究者のための伝わる! 学会ポスターのデザイン術」 化学同人(2011)