インフルエンザの季節ですね。(江頭教授)
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本学の工学部の設立が2015年、最初の入学者が今年は3年生になっています。3年生の学生はすでに研究室に配属済みですが、まだ卒業研究は始まっていません。週に何時間か「創成課題」という授業名で研究室で卒業研究のための勉強をしている段階です。
さて、その「創成課題」の授業の日、学生さんの1人から欠席を告げるメールが。
「インフルエンザになりましたので……。」
なるほど、これは無理してでも出席を、とは言えません。研究室の他の諸君のためにも、まずは病気を治してもらいたいところです。
さて、冬になるとインフルエンザがはやるのは恒例行事の様なものですが、この時期どのくらいはやっているのでしょうか。私の身の回りでは今回の学生さんがはじめてなので、まだそんなにはやっていないように思いますが、実際はどうなのでしょう。
インフルエンザに関する最新の情報、私は「国立感染症研究所」を参照することにしています。「インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(12/1更新)」というページには以下の様な流行の状況を示す図がのっています。
特定の医療機関に何人の患者が訪れたか、簡単な指標ですがインフルエンザの流行状況が明瞭に示されていて分かりやすいグラフです。
これをみると今年(2017年。赤の丸印です)はまだまだ流行の始まり。「インフルエンザになった」という学生さんはかなり初期の患者さんなのですね。
余談ですが、上の図をみて、まず気がつくのが2009年のデータの異常さです。2009年はメキシコで発生した「豚インフルエンザ」が流行した年です。従来とは異なった型のインフルエンザウイルスが登場したことによって例年よりずっと早い時期から流行がはじまりました。(ただしこのデータは来院患者数のデータなので豚インフルエンザの情報に触れて、病院に行こう、と思った人が増えた効果もあると思います。)結局のところ、豚インフルエンザはそれほど重症になるタイプのウイルスではなかったようで、大きな被害を出さずに流行が沈静化したのは幸運なことでした。
その年の私の個人的な記憶。当時豚インフルエンザは関西から流行が広がったとされていました。大阪に住んでいた私は東京に研究打合せに行くときにマスク着用で行ったものです。自分もインフルエンザにはなりませんでしたし、他の人にも移してはいないと思うのですが………。そのとき、PCのファイルの交換でPCのウイルスをもらってきてしまいました。残念!
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