違いがわからない(片桐教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
昔、「違いがわかる男の…」というコマーシャルがあった。私は味覚と嗅覚には自信があり、食べ物については違いのわかる男と自認していた。先日それが覆された。
片柳研究棟3階のお弁当売り場は、しばしばとっても混み合っている。そんな時に備えて、研究室の冷蔵庫には冷凍食品を入れてある。
何気なく買ってきた冷凍グラタン、冷凍リゾット、冷凍ドリア、あれっ?味の違いがわからない!!!。
どれも電子レンジで暖めてそのまま食べるタイプで、お値段もそんなに違うわけではない。どれも塩気のあるクリームソースがかかっているものだ。
安全工学のレポートのように誰かに提出して採点してもらうわけでもないから、Wikipediaで調べてみた。
グラタンは“フランスの郷土料理”で“「オーブンなどで料理の表面を多少焦がすように調理する」という調理法”“日本では、ベシャメルソースを用いオーブンで焼いた料理をして「グラタン」と呼んているが、フランス語では、本来鍋に張り付いたおこげという意味でもあり、転じて素材が何であれ焼いて焦げ目をつけた料理を意味する”だそうだ。なるほど、でも、電子レンジで作る冷凍グラタンには焦げはない。
リゾットはイタリアの麦と中東からの米の料理で”“お米をアルデンテに炊いた料理”のようだ。でも,市販の冷凍グラタンは日本人向けにしっかり炊かれた上で、具沢山のクリームソースがかけられている。確かにマカロニリゾットは見かけない。
ドリア(Doria)は、“米を使った料理のひとつ。ピラフなど米飯の上にベシャメルソース(ホワイトソース)をかけてオーブンで焼いた料理”だそうな。Wikipediaの記述を信じるのなら、ドリアは日本(横浜)生まれのようだ。
ますます冷凍食品のグラタン、リゾット、ドリアの違いがわからなくなった。
まず、お米や麦以外の穀物やマカロニ、イモを使うものはグラタンらしい。これはまあ明確にできそうだ。しかし、新宿中村屋からは「4種のチーズと海老のライスグラタン」なる冷凍食品が売られている…。主具材がご飯の場合にはどうやって分類すればよいのだろう。途方に暮れる。
結局、その冷凍食品の何が本質的な違いなのだろうか?。どなたかこの3種類の冷凍食品の違いについてご存知・ご意見のある方がいれば教えてほしい。
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