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コーオプ演習1 最終発表会(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 本学工学部の特徴の一つ、コーオプ教育。その最初の授業と位置づけられるのが1年生後期の授業「コーオプ演習Ⅰ」です。授業内容は最新の工学・技術的トピックスについて調査し、発表すること。グループワークを中心とした授業で、賛否のわかれる技術上の課題やサステイナブル社会に関連する新技術などを対象として調査を行い、調査結果に基づいたディスカッションの内容を発表します。

 先日、この「コーオプ演習Ⅰ」の最終発表会が開催されました。

 一週間前の予選で選抜された班の発表でした。「廃棄食料」「再生可能エネルギー」「新素材」「電気自動車」などいろいろなトピックがありましたが、短い時間の中でどれもよく調べていたと感じました。中には環境保全をテーマとして選んだ班もあり、一部、私自身の3年生向けの授業「サステイナブル環境化学」と重なった内容を発表していたので、思わず「それは3年の授業でもやりますよ」とコメントしてしまいましたね。

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 さて、「コーオプ演習Ⅰ」の授業、実は工学部の他の学科でも同様の形式で行われています。そして最終発表会では、学生の相互評価に我々教員の評価を加えて優秀発表が選抜されます。

 各学部から選抜された班の諸君には工学部の「学部長賞」が授与されることになっています。「コーオプ演習Ⅰ」の対象は1年生ですが、実際の受賞発表と表彰は2年生になってから行われます。この辺の仕組みは3年生の授業「サステイナブル工学プロジェクト演習」で4年生に学部長賞が授与されるのと同じ形式です。

 ちなみに3年生の学部長賞は「地域連携課題」の発表を評価の対象としています。「地域連携課題」はクォーター制で「コーオプ実習」と対になる授業で我々応用化学科では3年前期の授業です。3年前期の授業で3年生が受賞、という点で3年だけは少し変則的になっています。

江頭 靖幸

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