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設備いろいろリサイクル(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 年度末から新学期、その狭間の期間は短いですがいろいろな事をするタイミングです。研究室の陣容が変化することに対応して、部屋の模様替えをするのもその一つ。

 今回、私の研究室では学生用の机と椅子を増やすことに。場所が不足するので、代わりにロッカーを整理することにしました。

 机は新規に購入、ロッカーは廃棄、となるところですが、本学にはたくさんの研究室がありますから、私のところとは反対にロッカーが必要で机が余っている研究室もあるはずです。今現在に限定するとマッチングは難しいのですが、ある程度のバッファーを準備すれば不必要な購入と廃棄を節約するリサイクルが可能です。

 と、言うわけで本学では設備のリサイクルが組織的に行われています。

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 各研究室で不要になった設備は業務課に連絡して引き取ってもらうことができます。引き取られた設備の一覧が作成されて「リサイクル通信」として各研究室に配信されるので、欲しいと思った研究室が申し出れば移管される、という仕組みになっています。すぐに引き取り手が現れなかった設備も倉庫に保管されていますから、業務課に相談すれば適切なものを探してもらうことができます。

 つまり、リサイクルによる移管には送り手側から設備を欲しい人に呼びかける形態と、受け手が欲しい設備を探す形態とがあるわけです。

 本学のリサイクルの制度では、ロッカーや机のような一般的な設備の他に実験設備もリサイクルの対象となっています。一般的な設備の場合は受け手が探す形態が普通ですが、実験設備のリサイクルでは送り手が呼びかける形態が多い様に感じます。

 本学のリサイクル制度はもともとは経済的な理由で作られたのでしょうが、「サステイナブル社会」の実現というコンセプトとも見事に一致していますね。

江頭 靖幸

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