東京工科大学の入学式(江頭教授)
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4月4日に東京工科大学の入学式が行われました。
入学式の会場は本学の蒲田キャンパスのアリーナです。今回の入学式も卒業式のときと同様、大学のすべての学部の新入生が参加しました。デザイン学部、医療保健学部の新入生は蒲田キャンパスに、メディア学部、コンピュータサイエンス学部、応用生物学部、そしてわれわれの工学部の学生は八王子キャンパスに通うので、全学部が一同に会するのは、この入学式と卒業式のときだけです。「入学式は蒲田」「卒業式は八王子」と二つのキャンパスで実施されるので、本学の学生はどちらのキャンパスも一度は訪れる、ということになります。
新入生が蒲田キャンパスに全員集合しているので、我々教員も全員集合です。工学部の教員もこの日ばかりは八王子キャンパスではなく蒲田キャンパスに出勤します。
入学式はこの4月に理事長から転じた片柳 鴻学園長のお言葉から始まりました。80年前、自分の入学式で聞いたという校長先生の挨拶、そのなかで引用されたという明治天皇の「うつはには従ひながら岩ほをもとほすは水の力なりけり」という詩を題材に学生の目指すべき姿を話されました。80年たっても記憶に残る入学式、新入生諸君は今日の入学式を80年後も覚えているでしょうか。
続いては、こちらもこの4月に就任された、千葉理事長のスピーチ。本学の所在地である大田区や八王子市の特徴、本学との関係などのお話。また、学長からの挨拶では本学の構成、現代の社会の変化と本学の取り組みの紹介、そして大学での教育の理念を明文化したアドミッションポリシー(入学者受入の方針)、カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)、ディプロマポリシー(学位授与の方針)について説明されました。
さて、本年度の来賓、「顔学」の提案で有名な原島 博東京大学名誉教授からのお言葉をいただきました。最初に「今日は顔の話はなし」とあって、代わりに新入生向けに何を学び、それをどう活かすべきかを語られました。特に、最後の「人間的魅力の養い方」についての下りは私たち教員の間でも話題になりました。
我々応用化学科の新入生も入学式に参加していたはずです。(入学式の段階では誰だかわかりませんが。)本学科、4度目の入学者たちを迎えてより一層充実した学科を目指して努力したい、という気持ちを新たにする入学式でした。
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