一年生、二年生対象、「工学部 特別講演会」を開催しました。(江頭教授)
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この4月から本学工学部は第4期生となる新入生を迎えました。入学式とガイダンスを経て、4月9日から講義がスタートしましたが、新入生を迎えるイベントとして4月18日には特別講演会を開催しました。
今回は株式会社リコーのリコー環境事業開発センター 事業所長の 出口 裕一様に
“祝ご入学!! サスティナビリティの実践”
~リコー環境事業開発センターの取り組みについて~
と題してご講演を頂きました。また講演の中では、同社の若原 有希奈 様からもリコーのインド グジャラート州リサイクルセンターでの環境問題への取組のお話を頂きました。
会場は八王子キャンパスのメディアホール。工学部の新入生、そして2年生を加えて約600人、広いホールがほぼ満席となっての講演会となりました。
本学 大山工学部長の挨拶で講演会がスタートです。
ご講演ではリコーの環境問題への取り組みの考え方から始まって、「リコー環境事業開発センター」の立ち上げから現在までの進展をお話しいただきました。広大な向上跡地を利用してリサイクル拠点と同時に環境のための開発センターを立ち上げていく様子。広大な面積の工場跡地に9人のグループで乗り込んで始めた再開発事業、そこから現在の環境事業開発センターができあがる過程はまさに劇的な Before と After だと感じました。
また、インドから帰国直後だ、とのご紹介のあった若原様のお話も印象的でした。日本と全く異なった文化をもつインドという国で、リコーの理念に沿った形でリサイクルセンターを機能させることが如何に困難な課題であるか。信頼できる現地パートナーを見つけること、理念を共有できる現地企業と協力すること、そして現地の労働者との結びつきをつくることを通して、現地に根付く形の、すなわちサステイナブルな改善を達成してゆく過程が生き生きと語られていました。比較的に年齢が近い方からのお話しであり、学生諸君が自分の将来像を考えるきっかけにもなるかと思います。
お二人のご講演を通して、何回か「腹落ちする」「腹落ちさせる」という言葉が使われていたのが印象的でした。「腹に落ちる」の名詞形ですが、普通に「納得する」「納得させる」という言葉よりより身についた、深いレベルでの理解を表現するニュアンスのある言葉だと思います。環境事業の実践の場では頭で理解することより一歩進んだ理解が必要なのかな、内容と合わせてそんなことを感じた特別講演会でした。
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