東京工科大学のゴールデンウィーク (江頭教授)
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今日(4月30日)は昭和の日の振り替え休日。世間一般ではゴールデンウィーク前半の3連休最後に日です。ゴールデンウィーク後半は5月3日からの4連休。カレンダー通りならこうなるのですが、実は本学では5月1日、2日が臨時休校日となっています。そうです、臨時休校日を入れると本学のゴールデンウィークは9連休となっているのです。
さて皆さん、これをどう思いますか?
「休みがたくさんでラッキー」と思いましたか。それとも「授業料を払っているからにはちゃんと授業をしてくれなくては!」と思ったでしょうか。
後者の人、ご安心を。実は本学の学年歴(学年歴というのは授業専用のカレンダー、といったものです。)では臨時休業日で平日を休日にしている一方で、 祝日授業開講といって祝日に授業をする場合もあるのです。たとえば7月16日の海の日、世間は休日ですが大学では平常通り、月曜日の授業を行います。
通常のカレンダーと異なる学年歴を用いるのはハッピーマンデー制度の影響です。
このハッピーマンデー制度は1990年代の後半からはじまったものですが、連休を多くして消費を盛り上げよう、という一種の景気対策として考えられた制度だったと記憶しています。(当時は他にも二千円札の発行などいろいろな景気対策の試みがありました。)
さて、それで困ったのが学校の時間割です。なにしろ月曜日や金曜日が休みになる割合が格段に大きくなったので、他の曜日の授業が15回を終えたあとも月曜日と金曜日の授業の日数が不足する様になったのです。学期末に月曜日と金曜日の授業を連続的に行う、という試みもありましたがこれでは予習・復習や宿題をやる時間がありません。
そこで東京工科大学では臨時休業日と祝日授業開講を組み合わせて授業日数のバランスをとることが行われているのです。
えっ、5月1日、2日を休みにするのはハッピーマンデーとは関係無いって?たしかにそうですが....。えーっと…。やっぱり休日はまとまっている方がハッピーですよね。
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