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大学院説明会 大学院入試 コネとは(片桐教授)

| 投稿者: tut_staff

 次回のオープンキャンパスの時に、大学院説明会もあわせて行います。詳細はこのページ(http://www.teu.ac.jp/event/2018.html?id=146)をご覧下さい。

  さて、いよいよ東京工科大学に2つ目の大学院研究科が生まれます。工学研究科サステイナブル工学専攻です。6月29日に文部科学省の届出認可が公表され、パンフと募集要項も配布中です。

 先日推薦入試が行われました。結果は7月6日に公表されました。

 次回の入学試験はA日程が9月8日(土)に行われます。出願期間は8月21日〜28日です。その次はB日程を2月2日(土)に行う予定です。出願期間は1月10日~18日です。

 多くの俊英の集まる、にぎやかな研究科・専攻になるといいですね。

 大学院入試と大学入試の一番異なる所は、出願前の希望指導教員との打ち合わせが必須であることです。事前の打ち合わせの確認のために、願書には希望指導教員の確認印を押す場所があります。大学院の入学試験は、すでに出願前にはじまっているということですね。その確認印が押されていないと、出願は無効になります。

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 このような「事前打ち合わせ」は外部の学生さんには少しハードルが高いのかもしれませんが、要するに学生さんは本学の教員の方と「コネ(クション)」を作ることが求められる、ということです。

 学生さんにはコネはあまり良い印象を持たれない単語に聞こえるかもしれません。しかし、現実の大人の社会ではコネクションは大事です。このコネには持って生まれたものと、後から獲得する者があります。どちらもおなじくコネです。

 2013年に、某出版社が募集要項に「その出版社発刊図書の著者の紹介状あるいは岩波書店社員の紹介があること」として物議をかもしました。

 「コネがない学生のハンデが大きすぎる」「不平等だ。縁故採用を正当化している」と、その会社に対して学生たちからの不満が相次ぎました。しかし、この基準の真の狙いは、「縁故の有無」ではなく「学生の熱意や意欲」でした。コネを作る努力ができるか、ですね。コネは「在る」ものではなく「作る」ものだという考え方です。

 コネにはプラスになる場合もマイナスになる場合もあります。きっかけにはなりますが、それだけです。あとは本人の実力の問題になります。そして、人生で生きてくるコネは、自分が自分の力で獲得してきたコネであると感じます。その意味で、大学院入試のコネを作る制度は優れたものと思います。

片桐 利真

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