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サイエンスイングリッシュキャンプ in 東京工科大学(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 「サイエンスイングリッシュキャンプ in 東京工科大学」は化学の実験を、最先端の設備を持つ東京工科大学の応用化学科の学生実験室で体験する、高校生向けのプログラムです。タイトルに「イングリッシュ」とあるのは実験中は英語でコミュニケーションをとることになっているからです。

 高校生が大学など専門的な研究機関に来て実験などを体験する、という試みとしてのサイエンスキャンプは一般的に行われている試みだと思います。ただ、そこに英語でのコミュニケーションという要素を加えたものは珍しいのではないでしょうか。「ものづくりと産業のグローバル化が進み、エンジニアにも国際的なセンスや語学力が求められる現代。」に対応したプログラム、ということですね。

 まず実験テキストは英語で。実験を実施するときはグループを作って行いますので、そのグループ内でのやり取りも英語です。もっとも、全てのコミュニケーションが英語、と言うわけではありません。実験に際しての安全に関する注意など、一部には日本語での講義もあります。

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 このイベント、本学の応用化学科が設立された翌年の、2016年からスタートしています。今年は7月28日の土曜日から3日間の予定でしたが、残念なことに初日の7月28日には関東地方に台風が上陸する可能性があったためにスケジュールを変更。29日と30日、二日間での開催となりました。

 私は29日、参加者の高校生諸君が実験を行うに立ち会う役割で参加させてもらいました。今回はスケジュール変更のため、例年行われているグループメンバーによる英語での自己紹介のセッションが実施できなかったこともあり、少しぎこちないスタートとなるグループが多かった様に思います。ただ、実際に実験がスタートするとグループ内での会話は必須になってゆきますから自然とコミュニケーションがスタートします。英会話のための英会話ではなく、共同作業のための必要性に裏打ちされていることが良い効果となって現れている様に感じました。

 さて、この「サイエンスイングリッシュキャンプ in 東京工科大学」、今年の開催は終了しましたが、イベント自体は毎年実施されて恒例行事となっています。興味をもった高校生の方は来年度の参加を検討されては如何でしょうか。

PS:今回の「サイエンスイングリッシュキャンプ in 東京工科大学」の様子が8月1日のJ:COM八王子「デイリーニュース」で紹介されるそうです。

江頭 靖幸

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