NICEST2018のポスター審査をしてきました(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
前回は高校生が東京工科大学の化学実験室で体験実験をするイベント「サイエンスイングリッシュキャンプ in 東京工科大学」を紹介しましたが、今回の話題「NICEST2018」も高校生向けのイベントです。
NICESTは「Nippon International Chemistry Expo for Students and Teachers」の略で「国内外の中高生による化学分野での研究成果の発表会および国際交流会」という位置づけだといいます。NICEST2018は、その2018年版、という事ですね。主催は「次世代化学教育研究会」で高校化学の授業を考える化学の先生たちの研究会だとのこと。
場所はお茶の水の日本化学会館。「日本化学会」という学会の本拠地です。この会館の会議室において中高生が自らの研究テーマをポスターで発表するのですが、使用言語は英語、となっています。今回、私はこのポスター発表の審査を担当する、ということで参加することとなったのでした。
さて、今年、2018年のNICEST2018の開催日は7月28日。そうです、台風が東京を直撃する、という日に重なってしまい、残念ながら予定を短縮しての開催となりました。
さて、ポスターの審査、台風の影響で時間が短縮されたため、1件の発表に対して8分が持ち時間という条件でしたが、学生の皆さんは短い時間なりによくまとまった発表をしてくれたと思います。最初の数分は用意された原稿を読む形で説明してくれますが、その後のディスカッションはもちろんぶっつけ本番の英会話となります。今回も実際に伝えたい内容がある程度決まった上での英会話、という点では「サイエンスイングリッシュキャンプ in東京工科大学」での英語での化学実験とよく似ています。会話の文脈が固定されているために意外と話が通じやすいな、という印象でした。
研究の内容も多岐にわたっていましたが、どの学生さんも自分で実験し、自分で考えた内容を話してくれていたと思います。最先端の研究、というものとは少し違うかも知れませんが、着眼点の面白さから確かに新しい研究と言える発表も多かったと思います。
「イベント」カテゴリの記事
- 「応用化学科ソフトボール大会!!」(上野講師)(2019.02.18)
- 都立小松川高等学校で化学の体験実験を行いました(西尾教授)(2019.01.28)
- サステイナブル工学プロジェクト演習最終発表本選(江頭教授)(2019.01.17)
- 「研究室配属に関する説明会」を開催しました。(江頭教授)(2019.01.16)
- 新年の授業が始まります(江頭教授)(2019.01.07)