「地域連携課題」最終発表会(江頭教授)
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「地域連携課題」については以前の記事でも紹介していますが、これは本学工学部の授業です。我々応用化学科を含む工学部があるのは東京工科大学の八王子キャンパス。このキャンパスがある八王子市を対象に、地域の問題を発見し、その解決策を提案する、というグループワーク型の授業です。
8月9日、八王子キャンパスが夏休みで閉鎖される前日ですが、応用化学科と電気電子工学科との合同の発表会が行われました。事前の発表会で選ばれたグループによる最終発表会となっています。今回は八王子市の学園都市文化課、生活安全部防犯課の方々にも参加していただき、ご意見をいただいています。
応用化学は応用化学、電気電子は電気電子でそれぞれ予選を行い、その中から選ばれた全部で4タイトルの発表、さすがにどれもユニークな発表で、予選の段階よりもブラッシュアップされた発表でした。
発表と質疑応答、一通り終了した後で八王子の方々から講評をいただきました。その内容、いずれもなるほどと思わせるものでした。
「机上の議論だけでなく、フィールドワークやアンケートが行われているのが良いと思っていたが、今年は実際に提案に沿った活動をしているグループもあり心強い。」地域連携課題では必ずフィールドワークを行うことが義務づけられていて、どの発表にもその結果が反映されてるのですが、今回は実際に高尾山の店舗に行って活動しているグループがあったのです。
「スタートは学生が自分で始められるところからだとして、その上のレベルを狙うなら大学コンソーシアム八王子の補助金制度を使ってみては。」 これは良いアドバイスを頂きました。いろいろな補助金制度があることは知っていたのですが、そこまで考えが回っていませんでした。
八王子の大学で共用学生寮を作ろう,という提案には「寮の場所選びでは大学との距離だけでなく、アルバイト先との距離も考えましょう」との指摘が。さすが、学生以上に学生の生活を理解しているのですね。
最後は本学科の授業担当の森本先生から。「この課題は一見すると工学部なので関係ない様におもえるかも。でも、プロセスは共通のものです。社会に出てからの活動をイメージするためにも地域連携課題は有益な授業ですね。」 コーオプ実習で企業を経験してきた学生諸君には響く言葉ではないでしょうか。
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