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中間審査会要旨は本日締め切り(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 東京工科大学の応用化学科は開設以来4年目に入り前期の授業期間も終了間際です。第一期生も今年で4年生となりましたので、卒業研究を開始しています。前期の終わりには中間審査、ということで今年度は8月16日、17日に中間審査会を予定しています。

 本日8月2日は中間審査会のための発表要旨の締め切り日。審査会前にお盆休みが入るため、製本の時間まで考えて少々早めの提出となりました。

 第一期生の授業はいつも新規開設となるのですが、卒業研究の中間審査ももちろん今回が最初です。発表の形式、時間と同様に要旨の長さやフォーマットも我々応用化学科の教員で相談して決めました。A4サイズで1人1ページ。図のようなひな形のファイルを学生さんに配って形式の統一を図っています。

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 さて、卒業研究を進めている私の研究室の4年生の諸君。発表要旨を書くのは今回が始めてなので少々苦戦している様子です。A4で1ページ。タイトルにプラスαするような簡単な文章では埋まらない長さですが、ちょっと説明を詳しくすると1ページをはみ出してしまいます。

 そもそも、自分の研究を他人に説明する文章をまとめる、という経験は普通の学生さんにとっては初めての経験かも知れません。学生実験などでレポートを書く機会はたくさんあるのですが、その内容については提出先の先生の方が実はよく知っている、という前提があります。それに対して、卒業研究のような個人での研究の場合は要旨を読む人たちに対しては一般的な知識しか前提にできませんから、研究の内容を一から説明する必要があるのです。これは意外と難しいことなのですが、自分自身が研究の位置づけを理解するためには実は良い機会なのだと思います。

 A4で1ページの要旨、慣れてくればすぐに書き上げられるものなのですが、最初は何事も大変。学生さんが苦労して書いてきた原稿ですが、チェックするとあそこもここも気になります。修正した原稿を一緒に見直しながら、

 そう言えば僕が最初に書いた発表要旨は先生に直されて直されて、自分の書いた文章は結局自分の名前くらいしか残らなかったなぁ

 そんな事を思い出しました。

江頭 靖幸

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