アドバイザー面談のこと(江頭教授)
| 固定リンク 投稿者: tut_staff
「アドバイザー」は本学全体の制度です。高校生、中学生の皆さんに理解し易いイメージで言えば「担任の先生」のような役割だと思ってください。大学では研究室に所属すれば強固な人間関係ができるのですが、入学から研究室配属までの間、どこにも所属しない状態になるのが一般的です。この時期、大学生活になじめないと生活のリズムを壊すことが多く、大学からドロップアウトしてしまう可能性が高いのです。それに対応するために作られたのがアドバイザー制度で、定期的に学生諸君と面談をすることでケアをすることになっています。
後期の始まりに合わせて我々応用化学科でも先週の金曜日、9月21日に時間をとって1年生のアドバイザー面談を行いました。3年生、4年生はすでに研究室に配属されているので面談は各研究室で随時実行することに。ちなみにアドバイザー教員は卒業研究の指導教員に交代していますので時間はかなり自由になりますね。
さて、1年生と3年生、4年生はこの通りとして、2年生はどうしましょうか。
2年生のアドバイザー面談は必須ではなく、必要に応じて行うことにしています。ここで「必要」というのは教員側からだけでなく、学生からの必要も考慮しています。
アドバイザー面談に先んじて2年生はもちろん、1年生、3年生、4年生も全員に対して「事前アンケート」を実施しています。(これについてはこちらの記事でも少し触れています。)悩み事の有無とアドバイザーとの面談を希望するかどうかを尋ねているのです。
さてこのアンケート、他にも、アルバイトの予定、TOEFLの受験経験の有無などの質問項目もありますが、それと一緒に単位取得と成績の目標値についても訪ねています。
成績と言えばGPA、ということで成績の目標値の具体的な内容は「今学期のGPA」の目標値を書くことになっています。
さて、今回面談した学生さん、「今学期のGPA目標値」は「4」だとか。
GPA4というのは全部がS評価ということですから、いわゆる「オール5」のことです。いくらんなんでも吹かしすぎだろうと思って聞いてみると
GPAは高いほうが低いよりいいはずです。目標を決めてがんばるなら一番高い値を設定するべきですね。とれそうな値を目標にして達成したから何だというのでしょうか。
なるほどごもっとも。そこまで考えていたなら、これぞS評価に値する解答だなあ。えっ、その学生さんの成績?
いや、それ個人情報ですから。
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