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「コーオプ演習Ⅰ」中間発表(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

 本学工学部の特徴の一つ、コーオプ教育。その最初の授業と位置づけられるのが1年生後期の授業「コーオプ演習Ⅰ」です。授業内容は最新の工学・技術的トピックスについて調査し、発表すること。グループワークを中心とした授業で、賛否のわかれる技術上の課題やサステイナブル社会に関連する新技術などを対象として調査を行い、調査結果に基づいたディスカッションの内容を発表します。

 先日、この「コーオプ演習Ⅰ」の中間発表に参加してきました。

 本学科の1年生全員が必修の授業で、5~6人のチームにわかれると1チーム約10分の発表では一会場では収まりません。私の参加した会場では8チームの発表を聞くことができました。

 「自動車の自動運転」「農薬使用の可否」「マイクロプラスチック問題を前提としたプラスチック利用の可否」など、確かに一概には結論の出せない問題が対象になっていました。この「コーオプ演習Ⅰ」の授業では、このような問題に対してあえて一つの結論出す、という条件で発表することによって問題に対してより深い理解を促す形になっています。

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 さて、発表の中で「AI実用化の是非」について論じてくれたグループがありました。フィクションの中でのAIの反乱の実例として紹介されたのが「ターミネーター」。いや、ここは「地球爆破作戦」でしょう、などと個人的な趣味は言いますまい。

 でも、発表の中での「シンギュラリティ」の説明。「AIの能力を人間がコントロールできなくなる」という表現はOKですが「AIが人間を下に置く」は言い過ぎでは。そう思って

「シンギュラリティ」は「ジャッジメントデイ」じゃないから

とコメントしておきました。(グループの何人かはピンときていたみたいでした。)

江頭 靖幸

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