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年頭のご挨拶 2019年を迎えて(江頭教授)

| 投稿者: tut_staff

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 本学、東京工科大学の工学部の一翼を担う応用化学科、その開設は2015年でした。それ以来3年と9ヶ月、2015年に入学した第一期生は今年の3月で4年間の課程を終了し、あるものは新社会人として、あるものは本学の修士課程の学生として新たな門出を迎えることとなります。

 第一期生は2017年、4月には本学工学部が準備を進めてきたコーオプ教育のメインとなる「コーオプ実習」として、学外での有給の修行体験に参加しました。同年9月からはサステイナブル工学教育のクライマックス、他学科の学生と協力して実施するLCAを中心とした実践的なグループワーク「サステイナブル工学プロジェクト演習」に取り組みました。そして2018年の4月から開始された第一期生の卒業研究は、いま正にクライマックスを迎えているところです。

 新年に入っての卒業論文の作成と発表会によって本学工学部応用化学科の設立時に計画されたカリキュラムが完成されることになります。第一期生の卒業に合わせ、本学の大学院のサステイナブル工学専攻がスタートします。今年は応用化学科にとって完成の年であると同時に始まりの年ともなるでしょう。

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 この4年間、教育改善のための授業参観や学生への定期的な面談などを、本学の制度に基づいた授業改善、学生支援の取り組みを通して、全教員が親身になって学生をケアし学生の才能を伸ばす、という試みは継承・発展されています。また、大学ー高校連携講座や模擬講義、高校訪問でも学科独自の努力を続けています。

 また、卒業研究が昨年度から始まったことによって学科全体から各研究室での教育・研究の活動が本格化しました。学科の伝統と同時に研究室の個性や雰囲気も次第に明らかになり、一期生から二期生へ、二期生から三期生へと引き継がれる伝統が徐々に生まれ始めていると感じています。

 我々教員も、学科教育の総仕上げにむけて努力すると共に、伸びる学生を一層伸ばす先進教育の実施、大学院教育のスタート、卒論生を社会に送り出す準備と制度作り、海外大学との連携強化を引き続き行ってゆきます。

 本年も東京工科大学工学部応用化学科、そして本ブログをよろしくお願いいたします。

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