Don't trust over 40℃!(江頭教授)
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私は仕事で時々オーストラリア内陸部の乾燥地帯に行くのですが、この2月末にも出張してきました。ご存じの通り、オーストラリアと日本、南半球と北半球では季節が逆転しています。日本の春も遠いですが、オーストラリアも秋には早い季節。その上、今年の夏ははじめこそ涼しい日が多かったそうですが次第に暑い日が増えてきたとか。今回、私たちが立ち寄った Leonora という町ではこの数日40℃越えの日が続いていたといいます。
さて、遊びに来たわけではありません。早速フィールドワークを始めたのですが写真の様な状況に。ちなみにこの温度計、車の中の日の当たらない場所に置いてあったものを取り出して測定しています。
この状況下で少し作業をして思ったのが表題の「Don't trust over 40℃」。このフレーズが頭に浮かんで何遍も何遍もくり返すのです。この時点で少々おかしかったのでしょうか。本来は「Don't trust over 30 (大人を信じるな!)」ですが、年齢はともかく、気温が40℃を越えると誰も信じられなくなります。中でも一番信じられないのは自分自身です。
凡ミスの繰り返しで余りにも作業効率が悪い。仕方なく一旦宿に戻って明日の朝、涼しい時間に作業をしよう、そう決めました。
ところが夜もいけない。それほど気温が差が下がらない上に宿には冷房がありません。扇風機から来る風は熱風になっていて、それで涼しくなるどころか暑くさえ感じます。ああっ、これはシャワーでも浴びるしかないかな、と思って浴び始めたのですが水がちょろちょろ、やがて完全に止まってしまいました。はい、このシャワー、故障していたのです。
そんなこんなで散々だったのですが、それでも疲れが出たのかやがて寝ることができました。そして朝になってビックリ。今度は寒いのです。これほどリアルに「放射冷却」を体感できるとは!これで一息つくことができました。
それからも暑さに悩まされる調査旅行となりましたが、水をたくさん飲んで昼はクーラーの効いた車の中で昼寝、というスタイルでなんとか作業を終わらせたのでした。
あっ、最後に今回のタイトル、正確には "Don't trust yourself if the temperature is over 40 degree Celsius." でしょうか。
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