Moodleアップグレード、など(江頭教授)
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東京工科大学では月に一度、八王子キャンパス、蒲田キャンパスでそれぞれに「全学教職員会」と称した講習会を開いています。講習会の内容はネット回線で二つのキャンパスの間で共有されています。学長が大学の運営方針を説明する回もありますし、各学部がそれぞれの教育目標を発表する回もあります。時には外部講師をお願いして大学の教育にかかわる最新の話題を解説していただくこともあります。
さて、今回は本学のIRセンターからの報告でした。まず「IRセンター」とは?いや「IR」とは?からでしょうか。
赤外線?投資情報?いえいえ、大学でIRといえば ”Institutional Research” のことです。で、その”Institutional Research” って何?文科省のサイトで見つけた「大学におけるIR(インスティテューショナル・リサーチ)の現状と在り方に関する調査研究報告書」を覗いてみると
様々な定義があり、実践活動も多様である。
とか。うーん、まあデータ分析を活用した大学の教育・経営の向上、といったところでしょうか。
さて、今回のIRセンター報告は学生アンケート結果報告が中心だったのですが、私自身興味深かったのは後半の「Moodle」のアップグレードについての案内とデモでした。
Moodleとはネットを利用した学習支援システムで工学部が設立されるころには既に本学に導入されていました。従って工学部の授業では Moodle を使って小テストを実施したり、Moodle経由でレポートを提出する、など授業のいろいろな場面で利用されています。
私自身も以前「ネットワークを使えばこんなこともできるのに」と思っていたことがほとんどこの Moodle で実施できるので、授業に際して便利に使っていました。
さて、今回この Moodle がバージョン2からバージョン3にアップグレードされるというのです。
何を今更。そう思っている人は Moodle について詳しい人です。なぜならMoodle のバージョン3はずっと前にリリースされていることを知っている訳ですから。実は本学でもMoodleバージョン3はMoodleバージョン2と平行して利用可能だったのですが、今回バージョン2のサポートを終了し、バージョン3に完全移行する。そういう意味でのアップグレードのお知らせだったのです。
Moodle3の新機能の説明と簡単な使い方のデモンストレーションを見せてもらって
えっ、こんなこともできるんだ!
あっ、この作業はこんなに簡単にできるんだ!
など、目から鱗でした。
何よりも驚いたのはこれらが「実はMoodleバージョン2でもできたこと」だった事なのですけどね。
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