タブレットはフィールドワークにとても便利(江頭教授)
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フィールドワーク、屋外での調査・研究活動は化学の分野ではあまりやらないことかもしれません。ただ私自身は「植物を利用した炭素固定」を研究テーマの一つとしているのでフィールドにでて計測などを行うことがあります。特にオーストラリアでの植林の研究はかれこれ20年近く行っているのですが、昔と今ではフィールドワークのやり方も変わってきています。
特に変わったのは使用する道具、なかでもタブレットを使うようになったことでフィールドワークはかなりやり易くなりました。
まずGPS機能。フィールドワークを行う場所は「何丁目何番地」と住所が決められる場所ばかりとは限りません。フィールでの自分の居場所、目的地を簡単にしることができるようになったことは大きな進歩です。GPS単体の機器もありますが、タブレットは地図アプリにフィールド内の場所を記録できるのが大きなメリットです。
そして写真機能。いまだに専用のカメラには及びませんがタブレットなら簡単に記録を残すことができるので写真や動画をメモ代わりに使うことさえできるのです。
GPSもデジタルカメラも20年前にはすでに存在していたのですが、それが一つでデバイスにまとまっていて、なおかつ安価に手にはいるわけです。タブレットがもたらした日常生活の変化も大したものですが、フィールドワークへの影響もかなりのものだ、ということができるでしょう。
とは言え、タブレットにも思わぬ弱点が。下の写真がそれです。
これは今年の2月末から3月のかけて、西オーストラリアに行った際の写真です。このときはとにかく暑く、この写真を撮った時の気温は43℃でした。温度があがると利用できない、というのは半導体を使っている機器の共通の欠点なわけですが、タブレットは大きさの割に冷却機能が貧弱なのでしょうか、高温には弱いようです。
なお、この写真はもちろんタブレットでとったわけではありません。画面に映りこんでいるのが見えますがスマートフォンでとった写真です。スマートフォンは肌身離さず持っていたので温まらなかったのです。(ん?ふつう逆のような…。)
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