「地域連携課題」学内発表会(江頭教授)
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昨日(5月27日)の月曜日、2019年度、第一期の「地域連携課題」の学科内発表会が行われました。
「地域連携課題」という言葉、聞いたことがない、という方も多いと思いますが、本学の授業の名称です。本学科では3年生前期の授業。つまりクォーター制(前期を1期、2期の2つに分ける制度)で実施されるコーオプ実習の際、大学に残っている学生に向けて行われている授業です。シラバスには授業の内容は、「学生が地域の関係者と連携しながら地域・社会的な課題等に取り組む」ものとあります。
本学部は八王子キャンパスにありますから、この場合の「地域」は具体的には八王子市のことです。八王子市の「担当者等を講師に招いて地域が抱える各種の課題を学んだ後」に、「学生が自ら主体的に地域から課題を選定」し、その解決方法を提案する、それが地域連携課題の授業内容です。この授業はグループワークを基本とし、いろいろな施設や企業を訪れて課題の解決方法を調査・分析、結果を比較検討することで効果的で具体的な提案を目指します。
さて、今回は5グループの発表がありました。八王子市に若い社会人を呼び込む企画や八王子市観光の目玉、高尾山の混雑解消などそれぞれのグループが独自のテーマ設定で地域の課題を扱っていました。
応用化学科のカリキュラムでは1年生からグループワークを通して発表する、という機会は何回かあり、この地域連携の発表はある意味、その集大成です。卒業研究が始まれば個別に研究した内容を発表するので、グループワークでの発表はこれが最後となります。確かに、今までの発表と違って周辺情報の調査やフィールドワークやアンケートなどの結果も充実していました。
ただ、調査が進めば当初の予定とは違った結果や、最初には思いつかなかった良いアイデアがでることもあります。そのときに当初の予定からテーマを変更する、といった大胆な対応はグループワークでは難しかったのかも知れません。発表を聞いていて、提案の内容を活かすように発表にもう一工夫あっても良かったのかな、という点が気になった今回の発表会でした。
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